【天皇賞・春】ウチパク、タフな相棒に自信「追い通してもバテない」
2013年4月26日 06:00 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、天皇賞・春でゴールドシップに騎乗する内田博幸騎手を直撃した。
――ゴールドシップの前走(阪神大賞典1着)は有馬記念以来でマイナス4キロ(502キロ)の体つき。
内田 有馬記念ではこれ以上ないくらいの仕上がりと感じたけど、前走も変わらぬ状態でした。良い仕上がりだったと感じました。
――競馬当日の雰囲気は?
以前は元気過ぎて危ない感じがあったけど、そういう面がなくなり、とても良い雰囲気で臨めました。
――馬場入りの際も昔は騎手を振り落しそうなくらい暴れた。
他の馬より先に馬場へ入れ、厩務員さんに引いてもらうのもやめました。そうすることによって落ち着いて入ってくれるようになりました。もちろん今回もそうするつもりです。
――ゲート入りを多少嫌がる素振り。
入るのを少し嫌がったけど、中ではおとなしく駐立していました。だからスタートも一歩目は普通に出たんです。
――しかし、鞍上が押しているにも関わらず後方へ。
馬が変に競馬慣れして前半は力を抜いているので最後方まで下がりました。
――向正面では手綱を詰めました。
力のいる馬場状態で、上がり33~34秒という脚を使うのも難しいと思いました。だからここでも早めに動かしていきました。
――いつも通り追っ付けながらの進出。
馬なりで上がっていくわけではないので観ている側が不安になるかもしれないけど、タフな馬なので追い通しでもバテることはありません。
――直線入り口では少し内にササッた。
やる気を出さすために併せていったということもあります。手前が替わってからは真っすぐ走りました。
――終わってみれば楽勝。
それでも有馬記念で3回変わったギアを、前走は1回しか変えていない感じ。今回は1F延びるけど、この前の内容ならいきなり恥ずかしい競馬をするとは考えられない。好勝負になるはずです。