【高松宮記念】ストレイト 藤原英師「まさかここまで来るとは」
2014年3月28日 05:30 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、高松宮記念(30日、中京)にストレイトガールで挑む藤原英師を直撃した。
――ストレイトガールは前走(シルクロードS1着)後、一度放牧。
藤原英師 リフレッシュ目的で出しました。このパターンが合っているのか落ち着いています。
――最終追い切りはどのような課題を持って?
牝馬なのでやり過ぎないことに注意をして、彼女自身の気持ちをなえさせないようにしました。
――CWで単走。5F65秒0~1F12秒0でした。
雨が誤算で、その分、少し重かったけど、シャープな動きでした。良い状態だと感じました。
――前走もそうですが、行かそうとすれば楽に逃げられるくらいの好スタート。
だけど、ムキになって逃げるわけではない。そのあたりが取り柄の馬ですからね。
――最後は1番人気レディオブオペラを楽々と差し切った。
力のあるところは証明してくれ、次にも期待が持てる内容であり、結果だったでしょう。
――ただ終始インを回り、直線もスムーズに前が開く楽な形だったのも事実。
今回はG1だし、頭数も18頭に増えるので、あそこまで楽になるとは思いません。それでも速い時計に対応できることも分かったし、恥ずかしい競馬はしないでしょう。
――多少、厳しくなっても大丈夫と?
全てがうまくいかないと勝てない馬というのもいます。ただ、この馬の場合、多少うまくいかない点があってもカバーできる。それくらい能力の高い馬だと信じています。
――以前は下級条件を勝つのも苦労していたのに、昨夏の500万勝ちから前走まで7戦6勝2着1回。
特に何をしたわけではありませんけど、トモを中心に馬が成長してくれた。以前は420キロ台だった体が前走は452キロでしたからね。
――G1も十分に通用しそう。
正直、まさかここまで来るとは思っていませんでした。ただ、高い素質は感じていた馬だし、今の充実度ならいけるところまでいける気がします。応援してください。