小谷実可子氏にJRA監事辞令「五輪の経験を競馬界に」
2014年9月17日 05:30 88年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストで、JRA監事(非常勤)に任命された小谷実可子氏(48)に、16日付で辞令が交付された。JRAの役員に元五輪代表、女性が就任するのは共に初めて。
農水省内で西川公也農水相から辞令を受け取った小谷氏は「競馬は国際的なスポーツエンターテインメントであり、ユニバーサルな視点を持つ必要があると聞いている。五輪等の国際舞台に立った経験を生かしながら、JRAの事業運営のお役に立てれば」とコメントした。
今後はJRAの業務監査や意見提出などを行う。辞令交付後には西川農水相と歓談。競馬場入場者の女性や子供の占める割合が15%程度と聞いた小谷氏は「まだまだ伸びしろがある。特にお子さんは見るだけで感じることもありますから」と新たな視点での提言に意欲を見せた。