【関屋記念】鹿戸師、夏のマイルでオリオンが輝く

2015年8月14日 05:30

調教を終え厩舎に戻るスマートオリオンと鹿戸師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、関屋記念にスマートオリオンで挑む鹿戸師を直撃した。

 ――前走(中京記念1着)は輸送があったのにプラス2キロの504キロ。

 鹿戸師 前々走(パラダイスS1着)後、早々に目標を中京記念においてうまく仕上げることができました。

 ――スタートからデムーロ騎手が押して先行しました。

 ズブいと思ったのか、予想以上に押して出していきました。おかげで良い位置を取れたと思います。

 ――インコースの少々馬場が悪いところを回った。

 ある程度の悪い馬場はこなせる馬なので、むしろコースロスなく回れたのが良かったと思います。

 ――直線では外に出して早め先頭。

 自分で勝ちにいく形で最後までしのいでくれました。ハンデを背負っていたことを考えても着差以上に強い内容だったと思います。

 ――1600メートルを克服したのは大きかった?

 若い頃は折り合いが難しくて短いところを使っていました。古馬になりズブさが出てきたので今なら1600~1800メートルでも大丈夫だと思います。

 ――気性面の成長もある感じ?

 気性的には元から悪くはありません。ただ前向き過ぎただけですが、そういう意味ではだいぶ落ち着きが出てきました。

 ――デビュー時476キロだった体が近走は500キロ以上。

 これに関しては明らかに成長分。昔より肉体面はしっかりしてきています。

 ――途中からシャドーロールを変更した?

 少し口向きの悪いところがあり舌を出したりしていたのでクロス鼻革を併用するようにしました。その後の走りを見る限り、効果が大きく出ています。

 ――前走後の状態は?

 元来夏場に良いタイプ。前走後はすぐにここを目標にしたので変わらず良い状態を維持しています。

 ――サマーマイルチャンピオンを狙える。

 そうなれるように送り出すつもりです。応援よろしくお願いします。

特集

2015年8月14日のニュース