【天皇賞・春】キタサンブラック 清水久師、3200こなしてくれる
2016年4月29日 05:30 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、天皇賞・春にキタサンブラックで挑む清水久師を直撃した。
――キタサンブラックの前走(大阪杯2着)は逃げの手に出ました。
清水久師 とくに作戦は立てず、武豊騎手に任せました。良い判断で逃げてくれたと思います。
――オーバーペースになることなく走れていたように見えました。
そうですね。若い時は力んで前へ行く感じだったけど、同じ先行策でもリラックスして良い感じで逃げられていたように見えました。
――最後の最後でアンビシャスにかわされた。
相手にもうまく乗られてしまいました。でも、こちらは58キロを背負っていた(勝ち馬は56キロ)し、内容を考慮すれば立派な競馬だったと思います。
――今回は更に距離が延びて3200メートル。
サクラバクシンオーの血が入っているので常に距離がどうか?と言われてきたけど菊花賞を勝ちましたからね。もう1F延びてもこなしてくれるでしょう。
――G1ホースがズラリと並ぶメンバー構成になりました。
ゴールドアクターも前走(日経賞1着)ではスローペースを見事に折り合って“さすが”という感じでしたね。だが、うちのもG1馬なので負けてはいないと信じています。
――最終追い切りは7F97秒3からラスト1Fは12秒フラット。
無理せず思った以上に速い時計が出ました。それだけ状態が良いということだと思います。