ユーバーレーベンがオークス優勝！今春G1のキーワードはやっぱりドイツ？

　みなさんこんばんは。スポニチ競馬Webの中の人です。先週は中京競馬場で平安S、東京競馬場でオークスが開催されました。

　土曜日行われた平安Sでは、2番人気オーヴェルニュが2着に6馬身もの差をつけてレコードVを決めました。レースは外枠から勢いをつけてハナを奪ったアメリカンシードがハイペースで逃げる展開に。大敗からの巻き返しをはかったアメリカンシードの逃げにもオーヴェルニュの鞍上福永は「事前に（調教師と）打ち合わせしたイメージ通り。逃げた馬は力があるので、追走していても安心感があった」と想定内といった様子でした。3番手から抜群の手応えで4角を回ると前はすでに射程圏内。あとは気持ちいいほどの伸び脚で一気に抜き去りました。

　父スマートファルコンと同じように連勝街道を突き進み迎えた前走のフェブラリーSは13着と大敗。手綱を握った丸山は「忙しくて、ずっと追い通し。馬体の減少も影響したかもしれません」とコメントしていました。今回は距離延長で再出発。馬体が474キロに回復したこともあって本来の力を見せつけてくれました。次は帝王賞が視野に、“地方の鬼”の仔が初のGⅠ制覇に向けて再度、歩みを進めます。

　スポニチ競馬Webでは万哲や田村が「マジ買う！」で平安Sを的中！特に田村はオーヴェルニュについて「中京は2戦2勝と無敗。距離延長で一変する」と断言しており、見事な予想を披露してくれました！

　日曜日、東京競馬場で行われたオークスでは、ミルコ・デムーロ騎乗の3番人気ユーバーレーベンが2分24秒5のタイムで優勝！無敗の牝馬2冠を狙った一番人気のソダシはスムーズさを欠いて、8着に敗れ初黒星を喫しました。

　レースは武豊が乗るクールキャットがハナを叩く展開に。最初の1000メートルは59秒9の時計で流れ、武豊はしめしめとおもったはず。それでも「4角で早めに離してと思ったが全然伸びなかった」と話すなど一筋縄ではいかないのが府中の2400メートル。内を回っていたクールキャット、ククナ、ウインアグライア、スルーセブンシーズ、パープルレディーらがいずれも上位に顔を出せなかったことを鑑みるとこの日は“外”が勝者の道だったかもしれません。

　その中で、勝ち馬は序盤こそ馬群の中を進んだものの1000メートルを通過した辺りで鞍上が手綱を右に引き、意識を馬群の外に向けていました。その後、馬群から離れ、3コーナーから4コーナーは外を進みました。迎えた直線。馬群の中から白い馬体を弾ませてソダシが前を狙いますが、抜け出しかけた瞬間にユーバーレーベンが捉えます。その後は鞍上が一心不乱の叱咤。馬もそれに応え、1着でゴール板を駆け抜けました。

　向こう正面での外への誘導はこの上ないファインプレーでした。3歳牝馬にとって距離ロス必至のこの作戦は非常に勇気のいる決断だったように思います。それでも父ゴールドシップ譲りのスタミナと人馬の呼吸で乗り越えた勝利は、本当に見事な勝利でした。ユーバーレーベンを所有するサラブレッドクラブ・ラフィアンを設立した岡田繁幸さんが今年3月に逝去。同クラブにとってクラシック初制覇となるこの勝利はこれ以上ない弔い星ともなりました。

　先日のこのコーナーで、中の人は今春のキーワードに“ドイツ”をプッシュ。オークスではメイサウザンアワーに注目としていましたが、出走できず。しかしながら、勝ったユーバーレーベンはドイツ語で「生き残る」。「そっちだったかぁ！」と中の人は今週も頭を抱えました。

　気を取り直して、今週はいよいよダービーウィーク！トレンドの（！？）ドイツ血統であるグレートマジシャンが出走予定とあって、この馬を中心に予想を組み立てていきたいと思っています。そして目黒記念、葵Sも開催されます。さらには「マジ買う！」もし烈をきわめます。万哲、田井、田村のデッドヒートにもぜひご注目ください！

5/22
【万哲】中京6R 三連単:◎-○-△ 57,860円
【新谷】中京6R 三連単:○-◎-△ 57,860円
マジ買う1日1R推奨予想【田井】東京4R 三連単:◎-△-○ 4,380円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【小林】中京9R メルボルンＴ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【寺下】中京9R メルボルンＴ 三連単:▲-◎-○ 6,140円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【新谷】中京9R メルボルンＴ 三連単:◎-△-▲ 6,140円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【菱田】中京10R シドニーＴ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【高木】中京11R 第28回平安Ｓ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【万里絵】中京11R 第28回平安Ｓ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【万哲】中京11R 第28回平安Ｓ 三連単:▲-◎-☆ 7,670円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田村】中京11R 第28回平安Ｓ 三連単:◎-○-△ 7,670円 ズバリ！！


5/23
【柏原】中京2R 三連単:▲-◎-☆ 100,160円
【寺下】中京9R 御在所特別 三連単:◎-○-▲ 191,150円
【万哲】新潟7R 三連単:▲-◎-△ 212,210円
【諸星】新潟7R 三連単:◎-△-△ 212,210円
【田井】新潟7R 三連単:◎-▲-△ 212,210円
【浜田】新潟9R 三連単:◎-△-○ 56,950円
【岡本】東京10R フリーウェイＳ 三連単:○-◎-△ 59,390円
【高木】東京10R フリーウェイＳ 三連単:◎-☆-○ 59,390円
【柏原】東京12R 丹沢Ｓ 三連単:▲-◎-△ 86,820円
マジ買う1日1R推奨予想【万里絵】東京4R ３歳未勝利 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【新谷】東京10R フリーウェイＳ 単勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【柏原】東京10R フリーウェイＳ 単勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【鈴木智】東京11R 第82回オークス 単勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【寺下】東京11R 第82回オークス 単勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田井】新潟12R 火打山特別 複勝ズバリ！！

【万里絵の番です・オークス】白星5つの純白の馬体⑪ソダシは染まらない

アールドヴィーヴル　桜の雪辱だ

スルーセブンシーズ期待　能力相当高い

赤ラインで勝負

ソダシの無敗２冠制覇が濃厚

アカイトリノムスメ“大記録”孝行

人気２頭の一騎打ち

ユーバーレーベン末脚全開だ

【オークス】田村、脚色最高、実績より距離適性⑱ステラリア

【オークス】田井、超良血馬がつかむ輝く景色⑦アカイトリ

【オークス】⑱ステラリアの末脚サク裂！

【オークス】⑱ステラリアは距離延長と東京替わりで

　さあ、オークス。ＮＨＫマイルＣ→ヴィクトリアマイルに続いて３週連続で的中！といきたいが、ここは守りには入らず、攻めた予想でいく！
　本命は（１８）ステラリア。ここ５戦連続して上がりは最速。スタートでつまずき、６着に敗れた２走前のクイーンＣでも上がりは最速だった。前走の忘れな草賞は快勝。長くいい脚を使えるので、距離延長＆東京替わりは他の馬と比較してもプラスに働きそう。輸送と大外枠を克服できればチャンスはあるだろう。
　対抗は（３）パープルレディー。今年の出走メンバーでは唯一の東京２４００メートル経験馬。そして、そのゆりかもめ賞で勝っている。スタミナがある馬なので、この距離は合っている。前走のフローラＳでは６着だったが、最後はしっかりと伸びていた。むしろ、それで人気を落としてるのはおいしい。狙ってみたい。
　３番手に（１６）ニーナドレス。まだ２戦しかしてないが無敗の馬。メンバー的に見ても、ここでも好走可能なんじゃないかと思う。調教がまた抜群で、もしかしたら、とんでもなく強い可能性もあるかもしれない。
　４番手に（９）ユーバーレーベン。ソダシとは過去に３回対戦して全て負けているが、そこまで致命的な差ではなかった。この舞台での逆転は十分ある。
　他では、東京芝コースが得意でルメール騎乗の（７）アカイトリノムスメ。距離が延びて良さが出そうな（１）ククナ。人気し過ぎて期待値は低いが、普通に２冠達成があっても不思議じゃない（１１）ソダシなど手広く流す。
　馬券は３連単２頭軸マルチで、（３）（１８）―（６）以外、（９）（１８）―（６）以外、（１６）（１８）―（６）以外を各２００円（２７０点）の５万４０００円勝負！よろしくちゃーん！

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の４９歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。０９年にはギャンブルでためた５０００万円でマンションをキャッシュで購入。その後もＷＩＮ５で３７７５万円、４４３２万円、昨年暮れの川崎競馬ではトリプル馬単６４１０万円を的中させるなど、競馬だけで１億円以上稼ぐ最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。

【オークス】素直にソダシを本命指名！

【オークス】安定ソダシ満点　馬場渋ってもプラス

オークスの枠順が確定！

オークスの枠順が確定！

　G1・2勝を含む5戦5勝、純白を守るソダシは6枠11番に入った。強みは高いレースセンス。初の東京コースとなった2歳時のアルテミスSでは瞬発力勝負を懸念されたものの一蹴。桜花賞でも高速決着が懸念されたがこれもまた乗り越えて見せた。今回の不安材料はクロフネ産駒が芝の2000メートル以上の重賞で【0・7・8・110】というデータだ。ただ鞍上・吉田隼人との名コンビで克服するシーンを見てみたい。

　打倒ソダシの筆頭候補は同じ馬主のアカイトリノムスメ。桜花賞ではソダシ、サトノレイナス、ファインルージュに次ぐ4着。高速決着の中で通ったコースの差もありながら、マイルがベストと思われる3着とこの着差なら能力はやはり高い。父ディープインパクト、母アパパネの配合はまさにこのコースの申し子と言える3冠配合。4枠7番から、大舞台で輝く姿もはっきり想像できる。

　8枠18番のステラリアは近年の注目ステップレースである忘れな草賞を制した。このレースからはここ2年だけでも、一昨年の勝ち馬ラヴズオンリーユーがオークス1着、昨年の勝ち馬ウインマイティーがオークス3着と相性は折り紙付きだ。前走フローラSを制したクールキャットは3枠5番から。その前走はルメールが完璧なエスコート。珍しくゴール後に派手なアクションを見せたことが印象的だった。府中向きの大とびで距離適性も問題なさそうだ。

　中の人注目は1枠1番のククナ。マイル戦はアルテミスS2着、クイーンCでの3着はあるものの、前走の桜花賞（6着）を見ていると集団から離れた最後方を追走しており距離は伸びたほうがよさそう。母は15年のオークス3着馬のクルミナル。リベンジの大駆けに期待したい。

【オークス】ソダシ1強に待った　キズナ産駒歴史繰り返すステラリア

　昨年のデアリングタクトに続く無敗の牝馬2冠達成に挑むソダシは、種牡馬クロフネが16世代目にして初めて送り出したクラシックホース。桜花賞を制した時点で、すでに父の15世代に及ぶ血統データを上書きしてしまったことになる。

　今回のソダシで思い出すのはフジキセキ最終世代の14年皐月賞馬イスラボニータ。父にとって最初で最後のクラシックホースとなったイスラボニータは、続くダービーで1番人気の支持を集め、ワンアンドオンリーに競り負けたものの2着は死守している。ちなみにそれまでのフジキセキ産駒のダービー最高着順はドリームパスポートの3着だった。くしくもクロフネ産駒のオークス最高着順も今のところ、11年ホエールキャプチャの同じく3着である。

　キズナ産駒ステラリアは、母の父が英ダービー馬モティヴェーターで、祖母の父ブルーバードが11年優勝馬エリンコートの母の父。東京2400メートルは望むところだろう。05年シーザリオ（父スペシャルウィーク）、08年トールポピー（父ジャングルポケット）、10年アパパネ（父キングカメハメハ）、12年ジェンティルドンナ（父ディープインパクト）は、いずれも父の第2世代。本馬もしかりで、過去の「オークス馬はダービー馬から」のパターンに合致している。歴史は繰り返す、となる可能性は十分だ。　（サラブレッド血統センター）