2025年11月15日 京都11R 第60回デイリー杯2歳S
2歳OP 指定 国際 馬齢 芝外・1600m
2歳GⅠ戦への登竜門
<2024年・デイリー杯2歳S>デイリー杯2歳Sで内から抜け出し勝利するランフォーヴァウ(撮影・亀井直樹)
15日に京都で行われる「第60回デイリー杯2歳S」(G2、芝1600メートル外回り)は毎年、素質馬がそろう出世重賞。過去10年の勝ち馬ではその後、4頭がG1馬となっている。23年の勝ち馬ジャンタルマンタルは続く朝日杯FSを制し、無傷の3連勝で2歳マイル王に輝いた。
18年にアドマイヤマーズで当レースを制している友道厩舎が期待馬を送り出す。東京マイルでデビュー勝ちしたアドマイヤクワッズだ。中団外めで脚をためながら直線、ゴーサインを出されるとグイグイ伸びて差し切った。上がり3F33秒3はメンバー2位を0秒6も上回り最速。2、3着馬が前々で粘り込む流れで結果を出したあたり、重賞級の能力を感じさせた。中間はテンションを考慮しながら順調に調整。京都外回りで持ち前の末脚を発揮する。
実績面で注目を集めるのは中京2歳Sを制したキャンディード。中団追走から先に抜け出した断然人気のスターアニスを目標にして首差、差し切った。3着馬に1秒1差をつけ、2走目でパフォーマンスを大きく上げた。1F延びてマイルでも対応できそう。
ジャンタルマンタルと同じ高野厩舎からグッドピースが参戦。中団で脚をためて直線、外に出されると追われるごとに伸びて突き抜けた。祖母が02年スプリンターズS、03年高松宮記念を制したビリーヴ。この馬も相当な素質を秘めている。エイシンディードは函館2歳Sを9番人気で逃げ切った。今回は2F延長がポイントとなる。
阪神で行われた20~22年も含め、過去10年で傾向を探る。
☆前走
新馬戦【4・3・2・14】が良績。重賞組は【1・2・1・14】と結果が出ていない。
☆前走距離
1600メートル組【6・6・2・22】が断然主役。1400メートル組は【2・2・2・16】、1800メートル組は【2・1・3・12】。1200メートル組【0・1・1・10】は狙いづらい。
☆人気
1番人気は【5・2・1・2】、2番人気は【2・2・1・5】、3番人気は【2・1・1・6】と上位人気が強い。6番人気以下の優勝はなく平穏決着濃厚。
結論 ◎カヴァレリッツォ ○アドマイヤクワッズ ▲グッドピース
