レインカルナティオ スタート五分なら

2021年5月7日 16:40

◎丸山元気騎手のコメント

今週は新潟で土日合わせて12鞍に騎乗します。

アヴァノス(土曜10R)は中間乗っていませんが、陣営から息がもうひとつだと聞いています。ただ、掛かる面があるので距離が短くなるのは良いと思いますし、違った面が出ればいいですね。

レインカルナティオ(日曜9R)は中間乗りましたが、ちゃんと動けていましたし、悪くはありませんでした。スタートを五分に出ればチャンスがあると思っています。

バイオスパーク(日曜11R)は久し振りに乗らせてもらいますが、あの時より力を付けていますし、チャンスはあると思っています。まずはゲートに課題があるので、スタートに気を付けたいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
3Rアイアンフラワー ☆☆☆
 3走前に2着があるように、今の未勝利ならスピードは上位。右手前のままだった前走から左回りの方が合う可能性もあり、上位争いは十分可能。調教の動きがいいピットフォル、堅実なソニックムーヴ、距離短縮は好材料のビービーモノローグが強敵か。

7Rラヴベローナ ☆☆
 ダートに戻り4着だった前走が上々の末脚。かなり低調な今回のメンバー構成なら食い込みがあっても。渋太さがあるアドマイヤメティス、前走は脚抜きのいいダートが応えたフォギーデイ、前走はスムーズさを欠いたラブエスポーが上位候補か。

10Rアヴァノス ☆
 新馬勝ち後の成績が一息。前に行けるスピードはあるが、直線競馬でどこまで変わるか…。折り合い面から距離短縮は好材料のスーパーウーパー、血統から直線競馬は合いそうなリアルドキュメント、スタートセンス上々のキモンブラウンが上位候補か。

11Rトライン ☆☆☆
 前走は前残りの展開のなか中団から脚を使い3着と上々の内容。息の長い末脚を使えるタイプ。直線の長い新潟外回りは合いそうな印象で、上位食い込みは十分可能。前走は出遅れが応えたシュリ、好仕上がりのミラアイトーン、叩いて状態上向きのプリンスリターンが強敵か。

日曜日
1Rラウレリン ☆
 前走は後方のまま12着。平坦の新潟、ダート替わりで少しでも前進があればいいが…。渋太さ十分のレスプロンディール、近走安定しているラブカプチーノ、前走は距離延長で2着と変わり身を見せたブラックソウルが上位候補か。

2Rギャラントマナー ☆☆
 前走は不利があり前半から流れに乗れず9着。血統から今の力の要る馬場は合っている印象で、スムーズな競馬ができれば前進可能。前走は道悪が応えたアラモードバイオ、好仕上がりのリスカム、減量騎手でもう一押しを狙うスカーレットジンクが上位候補か。

6Rディナミーデン ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、近走成績が一息。距離延長で前進があればいいが…。長くいい脚を使えるレッドレビン、前走の末脚が目立っていたハーシェル、良馬場で巻き返しを狙うクリアショットが上位候補か。

8Rスイーツビュッフェ ☆☆
 ノドに難があり成績が安定しないが、2走前に0.1秒差3着があるようにこのクラスでも通用する力はある。休み明けになるが乗り込み十分で好仕上がり。末脚の生きる展開になれば上位食い込みも。初ダートだった前走が惜しい2着だったミズリーナ、前走は躓く不利があったマリスドランジュ、平坦でもう一押しを狙うグラディオロが上位候補か。

9Rレインカルナティオ ☆☆
 昨秋に今回と同じ新潟外回り1800メートルで3着。離された10着だったが前走の末脚も悪くはなく、叩き2戦目と実績のある舞台で変わる可能性も。好仕上がりのピノクル、末脚堅実なアランチャアミーゴ、長期休養明けを叩いた上積みが見込めるウィスパリンホープが上位候補か。

10Rクリッパークラス ☆☆
 2走前は出遅れが応えたが、前走快勝と直線競馬の適性は十分。休み明けになるが体勢も整っており、昇級でも差のない競馬ができそう。前走楽勝だったタピオカ、仕上がりの良さが目立つグラウクス、先行力があるローズオブシャロンが上位候補か。

11Rバイオスパーク ☆☆
 近2走は一息だが、昨年の福島記念勝ちや函館記念3着などGⅢなら実績上位。少し時計のかかる馬場が得意で、今の新潟の芝も合っている印象。新潟外回り2戦2連対とコース相性も悪くはなく、上位食い込みは十分可能。充実著しいボッケリーニ、良血馬でここにきて素質開花した印象のポタジェ、末脚堅実なサンレイポケットが上位候補か。

12Rルコントブルー ☆☆☆
 前走は先行馬には厳しい展開を、好位から正攻法の競馬で快勝と強い内容。大型馬で叩いた上積みは大きく、昇級でも再度牝馬同士なら上位争い可能。2戦連続で2着のリネンファッション、距離延長は好材料のアイムポッシブル、2連勝中のラヴォアドゥースが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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