カルロヴェローチェ オープンなら力は上

2025年12月5日 14:20

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

シンデレラカラー(土曜1R)は前走ダートをこなしてくれましたからね。当日落ち着いて大人しければ、今回も頑張ってくれると思います。

ケープウィッカム(土曜3R)は前走もレース運びとしては悪くはありませんでしたが…勝ち切るには展開の助けが欲しいところです。

ショウナンダイン(土曜9R)は状態は良さそうですし、前走もいい勝ち方でしたからね。1勝クラスでもやれていいと思っています。

サトノソティラス(日曜7R)は長くいい脚を使うイメージで乗りたいですね。芝の長丁場は合っていますし、展開ひとつだと思います。

カルロヴェローチェ(日曜11R)はオープンなら力は上。あとは開幕週ですし、内枠が当たってほしいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rシンデレラカラー ☆☆☆
 前走は初めてのダートだったが、中団から渋太く脚を使い3着。ダート2戦目でやや低調な今回の組み合わせなら、再度上位争い可能。前走の末脚が見所十分だったダンシングドール、小柄だがパワーがあるカーボフリオ、距離延長は歓迎のジュディーイメルが強敵か。

3Rケープウィッカム ☆☆☆
 安定感のある走りで、7戦連続で掲示板確保。休み明けを叩いた上積みと牝馬限定戦で、一押しを期待したいところ。前走が惜しい2着だったタマモジャスミン、末脚堅実なコンテナライン、安定感が出てきたレイフロレットが強敵か。

4Rルージュルガーノ ☆☆
 新馬戦は1番人気を裏切る形になったが、距離短縮で臨んだ2戦目で一変し2着。短距離適性は高く、今回も展開ひとつで上位争い可能。使いつつ状態上向きのマーゴットミスト、調教の動きがいいロードクラシコ、3戦連続で2着のハッピーラッキーが上位候補か。

5Rパゴスピグイノス ☆
 新馬戦では直線で伸びを欠き9着。まだ成長途上の印象で、もう少し使いつつか。競馬センスがいいロングトールサリー、いい動きを見せているアクロフェイズ、中京で好走歴があるカトマンズゴールドが上位候補か。

6Rウィテカービート ☆☆
 新馬勝ち後の成績が冴えず、1勝クラスではメドが立っていない現状。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。1勝クラスなら力上位のエコロスパーダ、中京は相性がいいレッドボブ、安定感が出てきたベイラムが上位候補か。

8Rゲンジ ☆
 過去に現級で2着3回の実績があるが、本質的には小回り向き。広い中京では展開が向かないと…。好仕上がりのアオイタケル、調教の動きが目立つメイショウビストロ、復調気配のコスモレオナルドが上位候補か。

9Rショウナンダイン ☆☆
 前走は楽な手応えで抜け出し、着差以上の強さ。使いつつ地力を付けてきた今なら、昇級でも差のない競馬ができそう。非凡な瞬発力を持つラフターラインズ、前走楽勝のアーリーハーベスト、センスがいいオーライカモンが上位候補か。

10Rビッグドリーム ☆☆☆
 ダート路線変更後は安定しており、近4戦は全て2着。中間も上々の動きを見せており、今回も上位争い可能。前走好時計で楽勝したゼットエール、末脚堅実なワイノナオミ、ここにきて力を付けているビーマックスが強敵か。

11Rサトミノキラリ ☆☆
 近走成績は一息だが、展開が向かなかったり不利があったりと敗因ははっきり。左回りの1400メートルはベストの条件。能力全開なら上位食い込みがあっても。末脚堅実なユハンヌス、前走は躓く不利があったハワイアンティアレ、前走案外も能力確かなレディマリオンが上位候補か。

日曜日
3Rサウジバラード ☆☆
 そこまで目立つ時計は出ていないが、乗り込み量は豊富。冬場の力の要るダートは合いそうな印象があり、初戦から差のない競馬ができそう。調教の動きが目立つダイユウサルターレ、最終追い切りで先着し上々の動きを見せたユアフェリシティ、渋太い動きを見せているプリンセスダーコが上位候補か。

7Rサトノソティラス ☆☆☆
 近3走が1、1、2着と充実一途。長距離適性は高く、一叩きされた効果も見込める今回も上位争い可能。自己条件なら力上位のフィーリウス、中山替わりは好材料のエコロレイズ、勢いがあるミクニインスパイアが強敵か。

8Rジャスパーソレイユ ☆☆
 前走は課題のスタートを決め、先行策から抜け出し1勝クラス卒業。急坂のある中山替わりは鍵になるが、やや低調なメンバー構成だけに、今回も前々で運べれば昇級でも差のない競馬ができそう。中山は相性がいいロサンゼルス、立て直し好仕上がりのテセラリアン、相手なりに走るアシャカトベが上位候補か。

10Rオペラプラージュ ☆
 3勝クラスでは2戦ともに二桁着順でメドが立っていない。立て直した効果で前進があればいいが…。ブリンカー効果がありそうなスピードオブライト、現級では力上位のトーセンエスクード、中山巧者のソーダーンライトが上位候補か。

11Rカルロヴェローチェ ☆☆☆
 夏のOPを勝ち、2~3走前は重賞でも少差の競馬をするなど、一時期の不振を脱し完全復調。初めての中山でも問題なく、OP特別なら上位争い可能。充実著しいカルプスペルシュ、連勝中のルージュラナキラ、芝に戻るロードフォアエースが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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