今週から福島開催がスタート、難解な3歳ハンデ重賞が開幕を彩る。NHKマイルC4着から参戦するリッケンバッカーは3枠6番に入った。未勝利脱出まで時間がかかったがすぐにアーリントンCで2着、NHKマイルCで4着と地力を示している。久々の1800メートルさえこなせば上位争いは必至だろう。

　皐月賞からここに駒を進めたシュヴァリエローズは4枠7番に入った。2歳暮れのG1ホープフルSでも5着とこの世代で早くから頭角を現した一頭だ。メンバー指折りの実績を持ち、重賞初制覇をここで決めるか注目だ。連勝で勢いに乗るのは2枠4番プレイイットサム、8枠15番グランオフィシエ、6枠12番アイコンテーラーの三頭。中でもプレイイットサムは中山の勝ち鞍があり、右回りでも実力を既に証明しているのが心強い。

　中の人注目は2枠3番のアサマノイタズラ。評価したいのは重馬場の中山1800メートルで行われた前々走のスプリングS。コーナーでまくりをみせ、外から迫った勝ち馬とタイム差なしの2着。機動力を示した。ヴィクトワールピサの牡馬だけに1800メートル、降雨は味方にできる。デビュー以来手綱をとる嶋田純次とともに重賞初制覇を狙う。