注目の3歳馬シュネルマイスターは1枠1番に入った。今春NHKマイルCでGⅠ初制覇を飾ると、勢いそのままに古馬相手のマイルGⅠ安田記念にも参戦。3着と健闘した。ひと夏を越してさらに成長が見込める上、東京も好実績。札幌記念のソダシや先週のスプリンターズSのピクシーナイトなど、古馬相手に3歳世代は強さを見せている点も強調しておきたい。

　安田記念で嬉しいGⅠ初制覇を飾ったダノンキングリーは5枠7番から秋初戦を迎える。一昨年このレースを制しているがその時は実に5頭のGⅠ馬を退ける豪脚を披露。GⅠ馬となって初めて迎える重賞だが、格の違いを見せるには絶好の舞台だ。8枠12番のヴァンドギャルドは3月のドバイターフで2着と世界相手にも堂々の競馬を披露した。ここをたたき台に見据えるは米国で行われるBCマイルの舞台。ここはその手土産に、昨秋の富士Sで見せた力強い末脚で重賞2勝目を狙う。

　中の人注目、6枠8番のダイワキャグニーは現役屈指の東京巧者。ここ1年は馬券に絡んではいないものの東京1800メートルでは重賞含む5勝を挙げている。得意舞台で改めて。