【神戸新聞杯】グリーンエナジーは「打倒ロブチェンの旗手」 田井感じた臀部の進化
2026年9月16日 12:00 スポニチの田井が14日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。21日に行われるG2神戸新聞杯(阪神、芝2400メートル)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
中京開催と阪神開催ではレースの質が全く異なる神戸新聞杯。サートゥルナーリア、サトノグランツ、エリキングが勝利した阪神開催の直近3回は、いずれも上がり3F32秒台の脚を繰り出す馬が出現している。田井は「菊花賞を見据える馬がほとんどかつ少頭数となり、前半は折り合い専念のドスローになる」と分析した。
さらに「結果的に菊花賞とは全く異質のヨーイドンの競馬となり、本番に直結しなくなっている」と指摘。「予想のファクターから距離を度外視し、切れ味の一点集中で攻略できるレース」とし、“究極の瞬発力を繰り出せる馬体”を持つ1頭目としてグリーンエナジーをピックアップした。
皐月賞時には「まだまだ完成の域には達していない」と評していた田井。「特に伸びしろを感じていたのは臀部の筋肉群。ハーツクライ系特有のトモの薄さ、緩さがありました」と当時を振り返った。そのうえで「古馬になっても薄いままの馬もいますが、グリーンエナジーはひと回り筋肉をパワーアップ」と成長を指摘。「ラストスパート能力には磨きがかかっているはずです」とジャッジした。
「それでいて、レガレイラやアーバンシックと共通する、スワーヴリチャード産駒特有の浅胸筋の強さは相変わらず」と評価。「最後の直線に待ち受ける坂も苦にせず加速できます」と、阪神コースへの適性にも太鼓判を押した。
前走の日本ダービーは熱発のため1週前追い切りを回避し、16着に敗れた。「見た目に筋肉が落ちているなどの変化は確認できませんでしたが」としつつ、「当日のパドックでは、この馬本来の可動域が広く、胴伸び良く見せる歩様はなりを潜めていました」と本来の状態ではなかった可能性を指摘する。
そのうえで「あの一戦をもって2400メートルが長いと決め付けるのは早計」と強調。「京成杯や皐月賞で見せたスケールの大きさを否定すべきとも思いません」と改めて期待を寄せた。
9日の1週前追い切りではWコースでラスト1F10秒9をマーク。状態面からも反撃の態勢は整いつつある。田井は「この日に時計を記録した延べ577頭で唯一の10秒台」と紹介し、「秋の初戦としてはしっかり負荷を掛けられており、打倒ロブチェンの旗手といっていいでしょう」と2冠馬撃破へ期待を膨らませた。
田井の最終的な印は、スポニチ競馬Webでレース前日までに先行公開される。
