アイスシェルフ 状態が戻っていれば楽しみ

2021年10月8日 11:27

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。

ユイノゴトク(土曜2R)は、スムーズを欠く場面がありながらも初戦で上位にきたように能力はあります。ただ、今週追い切りに乗って少し気になるところがあったので、その辺がどうかですね。

マイグレーション(日曜6R)は楽に前に行ければ頑張ってくれると思いますが、展開次第になります。

アイスシェルフ(日曜12R)の前走はいい脚を使って復調気配を見せてくれました。中間乗っていないので状態はわかりませんが、更に状態が戻っていれば楽しみですね。このクラスでもやれる馬です。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rビレッジシングル ☆
 ここまで2戦しているが、案外な成績。立て直した効果とダート替わりで少しでも前進があればいいが…。前走の末脚が目立っていたミヤビクライ、渋太さが出てきたベアグッジョブ、競馬センスが良いシカゴフットワークが上位候補か。

2Rユイノゴトク ☆☆☆
 まだ幼い面は残っているが、新馬戦では鋭い脚を使い4着と能力十分。一息入ったが調教の動きも良く、展開ひとつで上位食い込み可能。絞れて叩いた上積み十分のエンギダルマ、末脚堅実なメンアットワーク、立て直して好仕上がりのレディナビゲーターが強敵か。

3Rナンデフェスティヴ ☆☆
 前走は後方のまま見せ場なく12着に終わったが、休み明けで太かった印象。叩いた上積みが見込め、相変わらず調教の動きも上々。2戦目で変わる可能性も。堅実なニシノラブウインク、前走が惜しい2着だったラズベリームース、使いつつ調教の動きが良くなってきたナンベイコーが上位候補か。

4Rアスタラグローリア ☆
 乗り込んではいるが、まだ幼い面が残り調教時計も平凡。使いつつ良くなってからか。追い切り本数は少ないが迫力ある動きを見せているザビッグマン、一追い毎に動きが良くなっているタイセイジャスパー、パワフルな馬体で素質十分のワールドコネクターが上位候補か。

5Rフリューゲルホルン ☆
 素質は秘めていそうだが、今回は追い切り本数が少なく若干急仕上げの印象。一叩きしてからか。好馬体で軽快な動きを見せているインダストリア、最終追い切りで好時計をマークし仕上がり良好のモカフラワー、乗り込み十分のメイショウジブリが上位候補か。

7Rニシノトランザム ☆☆
 近走は芝で一息の成績だが、2月にダート長距離で現級2着の実績あり条件替わりは好材料。やや低調な組み合わせでもあり、前々で渋太さを生かせれば食い込みがあっても。好仕上がりで前走完勝だったユイノザッパー、ダート替わりは魅力のランドアーティスト、前走はスタートで躓き流れに乗れなかったスキルショットが上位候補か。

8Rキタノリューオー ☆☆☆
 前走は6着だったが、勝負所で不利があり不完全燃焼。4走前に2着と現級でも通用する力は示しており、スムーズな競馬ができれば食い込みがあっても。ダートでもう一押しを狙うオブデュモンド、前走楽勝だったアルバミノル、前走は出遅れてチグハグな競馬だったトーホウボルツが強敵か。

9Rナギサ ☆☆
 展開に左右される面はあるが、自分のペースで逃げられれば渋太いタイプ。距離延長ですんなり先手を奪えるようであれば、開幕週の馬場を味方に粘り込みがあっても。前走は道悪が応えたソニックベガ、好仕上がりのククナ、自己条件に戻るメイサウザンアワーが上位候補か。

10Rマッスルビーチ ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、近走が案外な競馬続き。立て直した効果とブリンカー着用でどこまで変わるか…。末脚堅実なニュートンテソーロ、ダートではまだ底らしい底を見せていないノーブルシルエット、長期休養明けになるが素質は高いブランクチェック、東京のダートでは安定しているウインドジャマーが上位候補か。

日曜日
1Rイグザルト ☆☆
 立て直して調教の動きが良くなり、最終追い切りでは好時計をマーク。近2走は一息だったが、変わる可能性も。渋太さがあるスピードグラマー、距離短縮は歓迎のアドマイヤルミナ、前走の末脚が目立っていたレッツリブオンが上位候補か。

3Rトーセンビースト ☆☆
 前走は先行して8着と敗れたが、脚を溜める競馬なら長く脚を使えるタイプ。直線の長い東京も魅力で、展開ひとつで食い込みがあっても。ハイレベルの前走で2着だったコリエンテス、叩いて体が絞れたレッドランメルト、前走の末脚に見所があったテイクザワールドが上位候補か。

4Rイチゴ ☆
 最終追い切りで先着したが、非力な面があり時計自体は平凡。使いつつ力を付けてからか。好馬体で動きも迫力十分のラスール、一追い毎に動きが良くなっているフォレスクライト、美浦坂路で水準以上の時計をマークしているクーシフォンが上位候補か。

6Rマイグレーション ☆☆
 前走は15着と敗れたが、夏負け気味で体調が一息だった様子。現級でも差のない競馬をしており、立て直した効果があれば変わっても不思議ではない。距離延長は好材料のコングールテソーロ、差す競馬が板に付いてきたグランデモナルカ、前走はスタートで躓き力を出し切れなかったイサチルプリンスが上位候補か。

11Rトーラスジェミニ ☆☆
 前走の札幌記念では10着と大きく敗れたが、夏には安田記念5着や七夕賞制覇など能力はヒケを取らない。前々で運べる強みがあり、開幕週の馬場を味方に粘り込みがあっても。安田記念を制し完全復調のダノンキングリー、底を見せていないシュネルマイスター、一戦毎に力を付けているポタジェが上位候補か。

12Rアイスシェルフ ☆☆☆
 前走は脚抜きのいいダートで前残りだったが、直線で目立つ末脚を使い4着とメドの立つ内容。良馬場で臨めるのは好材料で、展開ひとつで上位争い可能。好仕上がりのアドマイヤルプス、末脚堅実なフクウン、マイペースなら渋太いカラーズオブラヴが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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