ネレイド 短距離馬らしい良いスピード

2022年5月13日 16:50

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

オールイズトゥルー(土曜1R)は追い切りに乗りました。馬は良いですし、動きも良かったですよ。どちらかというと芝の方が良さそうな印象を受けましたが、雨で速い時計の出るダートになるのは良いと思います。

ハイハロー(土曜2R)は今回デビュー戦になりますが、能力はありそうな感じで、ゲート以外は完璧。とにかくスタートが遅いので、そこがどうかですけど、道中ついていければチャンスはあると思っています。

クイーンアポーン(土曜3R)はもうワンパンチほしいですね。当日の気分次第になりますが、リズム良く運んでどこまで脚を使ってくれるか。

ショーンヘイティ(土曜5R)は前走の内容は悪くなかったですし、距離延長に期待。長めの距離の方がいいと思います。

ネオレインボウ(土曜7R)は前走3着でもまだ何とも言えませんが、前走のように巧く立ち回ってどこまで頑張ってくれるかですね。

スターオブフェイス(日曜1R)は最後は脚を使ってくれるので、あとは展開次第ですね。

リアルジョージ(日曜2R)は前走も追ってからの伸びがもうひとつでした。それでも2着と地力はありますが、勝ち切るには展開の助けが欲しいですね。

ネレイド(日曜9R)は追い切りに乗りました。短距離馬らしい良いスピードがあります。1000メートルも合っていると思います。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rオールイズトゥルー ☆☆☆
前走はスタートを決めて前に行けたが、砂を被るとキックバックを気にして後退。直線でも外に持ち出すまでに時間がかかったが、最後はいい脚を使い5着と悪くない内容。ダート2戦目で慣れが見込め、スムーズなら上位食い込み可能。前走で1200メートルの適性を示したアタカンテ、距離短縮でもう一押しを狙うクランシリーニー、使いつつ動きが良くなっているココシルフィードが強敵か。

2Rハイハロー ☆☆☆
初出走になるが、先週・先々週とウッドコースで迫力ある動きを披露し追い切り時計も上々。素質は秘めており、やや低調な今回のメンバー構成なら、いきなり上位争いできても。前走の末脚に見所があったバトルキャット、左回りの方が走りがスムーズなタガノタンゴ、末脚堅実なカルチェリノイオリが強敵か。

3Rクイーンアポーン ☆☆
もうワンパンチほしいが、近4走が全て掲示板と安定した末脚。脚抜きのいいダートでも問題なく、展開ひとつで上位食い込みがあっても。距離短縮と斤量減でひと押しを狙うペイシャイシュタル、前走2着とスピード示したデアリングヒューズ、調教の動きが良くなってきたセイショウスマイルが上位候補か。

5Rショーンヘイティ ☆☆☆
立て直した効果で、前走はいい脚を使い5着。前半じっくり脚を溜められそうな長距離はむしろ好材料で、上位食い込みは十分可能。4戦連続馬券圏内と堅実なニシノクレセント、前走の末脚が良かったバレエマスター、血統から道悪は歓迎のコスモゴレアドールが強敵か。

7Rネオレインボウ ☆☆
前走は久し振りの芝だったが、後方からメンバー最速の上がりを使い3着。今回もロスなく立ち回れるかが鍵になるが、差しの利く今の馬場なら再度上位争いも。力の要る馬場は合うルルルージュ、平坦コースなら末脚切れるミトグラフィア、暖かくなり調教の動きが良くなったタイガーリリーが上位候補か。

8Rジェイエルブリッジ ☆
未勝利勝ち後は馬券圏内がなく、1勝クラスでメドが立っていない現状。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。立て直して好仕上がりのシグネチャーセル、新潟は相性が良いサトノスライヴ、脚抜きのいいダートで現級2着の実績があるタガノチュールが上位候補か。

10Rナリタザクラ ☆☆
屈腱炎により約1年3ヶ月振りの実戦で割り引きは必要だが、2走前に現級2着あり。地力でどこまでやれるか。新馬戦でシャフリヤールとタイム差なしの競馬をしている素質馬ヴィヴァン、使いつつ復調気配のブルームスベリー、新潟実績があるルドヴィクスが上位候補か。

11Rバトーデュシエル ☆☆
大崩れが少なく相手なりに走れるタイプ。直線競馬は初めてだが、自在性のあるレース振りから対応可能。鉄砲実績もあり、昇級でも差のない競馬ができそう。前走は楽勝だったトミケンルーア、仕上がりが良いタピオカ、直線競馬で現級2着があるサクセスハーモニーが上位候補か。

日曜日
1Rスターオブフェイス ☆☆
他力本願な面はあるが、毎回確実に末脚を使えるタイプ。平坦の新潟で切れ味が増せば上位食い込みも。前走でダート適性を示したミルヒシュトラーセ、ダート2戦目で慣れが見込めるクラリティスケール、先行力があるダグザが上位候補か。

2Rリアルジョージ ☆☆☆
立て直した効果とブリンカー着用で前走0.1秒差2着と好走。大型馬で叩いた上積みも見込め、今回も上位争い可能。2着3回があり今の未勝利なら実績上位のメルヴィル、好仕上がりのグランアリエル、渋太さがあるソングフォーユーが強敵か。

7Rレリスタット ☆
過去に現級でも好走歴はあるが、近走が一息の成績。久し振りのダートでどこまで変わるか…。安定感があるホテルカリホルニア、前走はスタートで不利があったノーブルハーバー、動きが良くなったサウンドブライアンが上位候補か。

9Rネレイド ☆☆
ハイペースで逃げ切り勝ちを決めた未勝利戦の内容などから、非凡なスピードを持っているのは確か。前走も6着とはいえ勝ち馬とは僅か0.4秒差。直線競馬で持ち味を生かせれば上位食い込みがあっても。1000メートルは合うイスラアネーロ、前走は不利があったゲンパチレオニダス、叩いた上積み十分のセリノーフォスが上位候補か。

11Rレインカルナティオ ☆☆
長くいい脚を使う競馬が板に付き、昇級初戦の前走でも0.1秒差3着。地力強化が顕著で、今の差しが利く馬場も合い上位争い可能。近走の末脚が堅実なブレイブメジャー、前走はダートが合わなかったシルヴェリオ、好仕上がりのワールドスケールが上位候補か。

12Rカトルショセット ☆☆
前走は13着と大敗したが、立て直した効果で1週前に好時計をマークするなど抜群の動き。1400メートルも現状ベストの距離で、上位食い込みは十分可能。前走の末脚が目立っていたエコロデイジー、前走は不利があったララサンスフル、先行力があるシュライエンが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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