出世レースに今年も素質馬が集まった。5枠5番に入ったモーリス産駒ノッキングポイントが主役。バネを感じさせる好馬体の持ち主で、6月の新馬戦では上がり3F33秒2の強烈な瞬発力で東京の馬場を切り裂いた。木村師は「初戦の内容としてはパーフェクト」と評価するなど期待度は高い。

　福島1800メートルで新馬勝ちを飾った、こちらもモーリス産駒フロムナウオンは8枠9番に入った。初戦段階で530キロを超す雄大な馬体を持つ同馬だが、初戦とはコース形態が異なる広い東京でどんな走りを見せるか注目だ。桜花賞馬アユサンを母に持つドルチェモアは7枠7番から。前走は豊かなスピードで逃げ切りVも、今回はハナにこだわらずにリズム重視の姿勢をとる。

　中の人注目マイネルケレリウスは4枠4番に入った。6月の東京新馬戦で勝利を挙げるなど潜在能力は高く、退けたメンバーも複数勝ち上がっている。東京の舞台でもう一丁。