豪華メンバーがそろったスーパーGⅡ中山記念。1枠1番ダノンザキッドは昨年、外枠からスタートでアオってしまい、パンサラッサの逃げ切りを許した。その後も勝ちきれない戦績ではあるものの、昨秋はマイルＣＳ２着、香港カップ２着と再び勢いに乗ってきた。GⅠ制覇を飾ったホープフルS以来の勝利を目指す。

　昨年の秋華賞馬スタニングローズは7枠12番から4歳初戦を迎える。中山はフラワーＣ、紫苑Ｓ優勝で２戦２勝と抜群の好相性。エリザベス女王杯は道悪に泣いて14着も、良馬場なら巻き返しがある。ＮＨＫマイルＣ優勝の実績馬シュネルマイスターは4枠5番に入った。ここ1年GⅠで結果を残せていないが、久々のGⅡで勝利なるか注目される。

　GⅠ馬以外のメンバーも、伏兵呼びするにはあまりにも豪華。8枠13番ラーグルフ、3枠3番イルーシヴパンサーは東西の金杯を制して勢いに乗る。チャレンジC連覇の4枠6番ソーヴァリアント、宝塚記念2着以来の一戦となる7枠11番ヒシグアスも加わり、非常に見ごたえのあるレースとなりそうだ。

　中の人注目は2枠4番のドーブネ。開幕週もあって馬場は内がよい例年だが、昨年もパンサラッサが逃げ切った。先手を主張できる好枠をゲットしており、名手武豊が好機を逃すはずがない。