フラムリンガム 実戦で気持ちが良い方に変われば
2023年6月23日 11:00◎丸山元気騎手のコメント
今週は土曜東京、日曜函館で合わせて12鞍に騎乗します。
エチャケナ(土曜5R)はモノは悪くないですが、ゲートが遅いので、そのあたりがカギですね。
フラムリンガム(日曜5R)は調教に乗りましたが、ヤル気がない感じだったので、実戦で気持ちが良い方に変わればいいですね…。
ブレットフライ(日曜8R)も調教に乗りましたが、悪くないですよ。最後は脚を使いますし、展開次第ですね。
キントリヒ(日曜9R)も動きは悪くありませんでした。時計がかかればチャンスがあっていいと思います。
キタノリューオー(日曜11R)はハマり待ちですが、いつも脚は使ってくれますからね。状態も良いので展開ひとつです。
今週も応援をよろしくお願いします。
◎山崎の見解
土曜日
4Rメイショウサトユキ ☆
2戦してともに12着。距離延長と叩いた効果で、少しでも前進があればいいが…。前走の走破時計が優秀なコントラポスト、末脚鋭いコスモシャングリラ、好仕上がりのエンパイアブーケが上位候補か。
5Rエチャケナ ☆☆☆
終い11秒台を連発しているように、いい瞬発力を秘めている。入念に乗り込まれ太目感もなく、初戦から上位争い可能。素質高いサイレンスホープ、一追い毎に動きが良くなっているニシノクラウン、抜群の動きを見せているルージュスエルテが上位候補か。
7Rテールデトワール ☆☆
近2走はともに14着だが、再転入前の大井2戦がともに楽勝。中間の動きも良く、ダート替わりで一変しても不思議ではない。安定した成績のファミリークレスト、前走は躓く不利があったドレミファニー、距離短縮でもう一押しを狙うスパークルアイズが上位候補か。
9Rグランツ ☆
今回が中央再転入初戦になるが、地方時の成績や調教の動きはそこまで目立たない。メドを立てるのが先決か。いい決め手を持っているギョウネン、長くいい脚を使えるフィールザワールド、大崩れが少ないゼットノヴァが上位候補か。
10Rハイエストエンド ☆☆
2週続けてウッドコースで好時計をマークしているように、立て直した効果で動きは上々。昇級後の成績は一息だが、ブリンカー着用で一変があっても。渋太さ十分のビーアイオラクル、好仕上がりのアナンシエーション、堅実なフレンチギフトが上位候補か。
日曜日
5Rフラムリンガム ☆☆
入念に乗り込まれ、格上馬に食い下がった最終追い切りも悪くない内容。丸山騎手は慎重なコメントだが、かなり低調な今回の組み合わせなら上位も可能。最終追い切りで先着し動き目立つメイショウマサユメとスタートセンス抜群のクールベイビーが強敵か。
6Rヴァンナチュール ☆
落馬した前走を除くとダートでは3、2着。小回り向きの先行力と渋太さがあり上位争い可能。右回りはスムーズなオボッチャマ、小回りは合うフクノブルジュ、叩いて動きが良くなったグッドハビッツが上位候補か。
7Rサツキハピネス ☆☆
前走はやや恵まれた感のある2着だが、一応の洋芝適性を示す末脚。今回も終い勝負がハマれば。ワンペースで洋芝適性が高いタイキラフター、滞在効果で動きが良くなっているイージーオンミー、末脚堅実なボーイングランデが上位候補か。
8Rブレットフライ ☆
終いは差を詰めるが、展開に左右される面が残る現状。小回りの函館だけに余程恵まれないと…。成長窺える動きを見せているオウギノカナメ、前走は展開が厳しかったサンテックス、相手なりに走るサンライズグルーヴが上位候補か。
9Rキントリヒ ☆☆
2走前に2着と好走しているように力は通用。少し時計のかかる決着が理想で、洋芝の函館なら展開ひとつで食い込みがあっても。渋太さ十分のオオキニ、前走の末脚が目立っていたジェンヌ、洋芝適性高いタイミングハートが上位候補か。
10Rミズノコキュウ ☆
現級ではワンパンチ足りない競馬続き。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。前走が着差以上の完勝だったジューンオレンジ、決め手上位のイズンシーラブリー、マイペースなら渋太いメイショウエニシアが上位候補か。
11Rキタノリューオー ☆☆
展開に左右される脚質ではあるが、ハマった時の末脚は見所十分。ハイペースになれば食い込みがあっても。オープンでも好走しているハセドン、マイペースなら渋太いペプチドナイル、ブリンカー着用後は安定しているアドマイヤルプスが上位候補か。
<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。