4月に同舞台のダービー卿CTを制したインダストリアは５枠５番から重賞2勝目を狙う。中山で楽しみな一頭で、マイルは3戦3勝と得意にしている。ただ陣営は急ピッチの仕上げを強調。ルメールの継続騎乗も心強いものの、当日の気配には注意を払いたい。

　２枠２番ソウルラッシュは秋初戦がこの舞台。前走の安田記念は9着に敗れたがＧⅡマイラーズＣで昨年Ｖし今年も３着とここでは実績上位。59キロだが見逃せない一頭だ。近走安定した成績を残しているラインベックは７枠９番に入った。4走前の東風Sでこの舞台を勝利しており舞台実績はある。優勝なら文句なしのサマーマイルシリーズ単独Vだけに色気をもってこの一戦に臨む。

　中の人注目は６枠７番のグラニット。ハンデ戦の今回は51キロと魅力的な斤量で挑む。開幕週の馬場、逃げられればしぶとい。