秋のダート重賞中距離路線を占う「第27回シリウスS」。中央重賞初制覇を目指すハギノアレグリアスは8枠14番に入った。前走・帝王賞は強敵ぞろいだったが勝ち馬と0秒8差の4着と奮闘。阪神コースは昨年みやこS2着を含む【2・2・0・0】とパーフェクト連対しており、ここでは人気必至だ。

　惜敗が続いているヴァンヤールは3枠3番から。昨年暮れの名古屋グランプリ以降に5戦して、競走中止を挟み2、2、2、3着と全て馬券圏内を確保。先着を許した5頭のうち4頭が重賞ウイナーと、そろそろこの馬にも順番が来ていい頃だ。唯一の3歳馬キリンジは1枠1番。兵庫CS→ジャパンダートダービーの2戦連続2着で3歳世代トップクラスの能力は示した。古馬との初対戦でどこまでやれるか、今後への試金石となる。

　中の人注目は5枠7番のアイコンテーラー。前走・BSN賞では初ダートでいきなりリステッド制覇と砂でも非凡な才能を見せつけた。慣れが見込める今回、重賞制覇があっても驚けない。