オークスの枠順が確定!

2024年5月16日 14:40

 桜花賞を制し、春2冠に挑むステレンボッシュは4枠7番に入った。前走2着に退けたアスコリピチェーノは牡馬相手のNHKマイルCで不利がありながらの2着。実力をもって、桜花賞のレベルの高さを証明した。キャリア5戦オール連対と抜群の安定感を誇るステレンボッシュは、2冠へ向け万全の仕上がりをアピール。数多の名牝を手がけた国枝師も「元々、距離は長い方が良いという見立てだったからね」と自信を見せている。

 7枠14番ライトバックは桜花賞3着から捲土重来を期す。桜花賞では絶品の末脚が目を引いた。課題の折り合いに進境を示したと伝わってきており、距離こそ延びるが東京の広い直線が今から楽しみ。6枠12番チェルヴィニアは約半年ぶりだった桜花賞で13着と期待に応えられなかった。ただ一度叩いて上昇気配。母にオークス2着のチェッキーノがおり、距離延長のここは侮れない一頭だ。

 別路線組からは、フローラSを制し桜花賞組に挑戦状をたたきつけたアドマイヤベルが筆頭。5枠10番に入った。デビュー以来、左回りの中距離にこだわって起用しており、東京2000メートルを3度走った経験も無視できない。3枠5番に入ったコガネノソラは4連勝で樫の女王の座を狙う。父ゴールドシップ×母父ロージズインメイは21年覇者ユーバーレーベンと同じ配合で連勝中の勢いに血統面での後押しも見逃せない。

 中の人注目、昨年のオークスを制した中内田師が送り込むクイーンズウォークは1枠2番に入った。前走は「この馬の良さを出し切れなかった」と分析した師だが、「春はオークスが一番の目標」とコメント。内枠も追い風で、巻き返し必至だろう。

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