アビッグチア 終いに脚を使ってくれれば

2024年10月25日 17:20

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。

ビヨンドザタイム(土曜12R)は直線競馬が合っていますね。今回も外目の枠を引ければいいですね。

カピリナ(日曜10R)は調教に乗りましたが、具合良さそうですよ。芝に替えてからもいい競馬をしていますし、楽しみにしています。

アビッグチア(日曜11R)は前走のように巧くタメを利かせて、終いに脚を使ってくれれば楽しみです。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日
8Rセキテイオー ☆☆
 ムラ駆けだが、過去に現級での好走歴は多数。障害練習の効果があれば変わり身があっても。新潟巧者のミスエル、2戦連続で2着のストームバンガード、先行力があるヘルメースが上位候補か。

9Rツルマウカタチ ☆☆☆
 前走は中団からいい脚を使いタイム差なしの2着。現状ではマイルがベストで、差しが利く今の馬場も合う。今回も上位争い可能。前走は道悪が応えたスカイハイ、好仕上がりのオオナミコナミ、前走の末脚に見所があったトラペジストが強敵か。

10Rサンダーアラート ☆☆☆
 前走は気難しい面を見せ後方からの競馬に加えて、外を回るロスもあり7着。今回はブリンカー着用で臨むが、軽快な動きを見せ調教での効果は十分。変わり身が期待できそう。前走の勝ち時計が優秀だったアルファヒディ、前走見せ場十分の2着だったシュガーコルト、相手なりに走りそうなコスモオピニオンが強敵か。

11Rグランドカリナン ☆☆☆
 昇級初戦の前走が勝ち馬とは僅か0秒3差。クラス2戦目で、一叩きして実績ある2000メートルに戻れば上位争い可能。前走完勝だったシランケド、時計のかかる馬場は合うインスタキング、新潟は相性がいいシーウィザードが強敵か。

12Rビヨンドザタイム ☆☆
 前走は大外枠が味方したとはいえ、出遅れながらも後方からいい脚を使い5着健闘。発馬五分なら前進可能か。好仕上がりで先行力があるチャコール、前走は最内枠が応えたドナヴィーナス、前走の末脚が目立っていたノースディーバが上位候補か。
 
日曜日
1Rフェスティヴルキナ ☆☆
 前走は若さを見せながらも、中団からいい脚を使い4着。2戦目で競馬慣れが見込め、展開ひとつで上位食い込み可能。堅実なマイネルアレス、いい決め手を持っているイスキオス、前走上々の粘りを見せたエルムラントが上位候補か。

2Rグッバイウェーブ ☆☆
 ここまで芝で4、8着と、もうワンパンチ欲しい成績。調教の動きは悪くはなく、ダート替りで前進がありそう。立て直して動きが良くなったマホウノランプ、自在性があるデーモンスレイヤー、先行力があるカネショウレジェンが上位候補か。

3Rサイモンコーラル ☆
 過去に現級で3着があるが、展開や相手関係に恵まれた印象。現状では展開の助けがないと…。マイペースなら渋太いハイウェイスター、末脚堅実なヒロインズクレストとミツカネヴィーナスが上位候補か。

7Rミエノジュピター ☆☆
 前走は約1年振りのレースだったが、勝ち馬とは僅か0秒3差。叩いた上積みが見込め、ローカルのメンバー構成なら上位争い可能。クラス慣れしてきたデファイ、差しが利く馬場は合うバルミーウェザー、好仕上がりのヴァンナチュールが上位候補か。

9Rフォーグッド ☆
 他力本願な面はあるが、終いは脚を使えるタイプ。最終週の馬場は好材料で、展開ひとつで上位食い込みがあっても。昇級初戦の前走でいきなりメドを立てたクロシェットノエル、自己条件なら力上位のジンセイ、直線の長いコースは合うダノンブリザードが上位候補か。 

10Rカピリナ ☆☆☆
 前走はハイペースを好位から一旦抜け出し3着と中身の濃い内容。荒れて力の要る最終週の馬場はむしろ歓迎で、上位争い可能。末脚堅実なエールレヴリーとゴルトリッチ、調教の動きがいいスイミーユニバンスが強敵か。

11Rアビッグチア ☆☆
 前走のアイビスSDでは、中団から脚を使い6着。差しの利く今の馬場は合っており、展開ひとつで上位食い込みがあっても。末脚堅実なオルコス、立て直して好仕上がりのファイアダンサー、大崩れが少ないミルトクレイモーが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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