重賞馬アルテヴェローチェは6枠6番に入った。昨年のサウジアラビアRCで、後方から力強く差し切って重賞初制覇。続くGⅠ朝日杯は5着に敗れたものの、今年初戦の前走シンザン記念は2着と世代上位の能力を誇る。1週前追いは坂路自己ベストを更新。2度目の重賞Vへ態勢は整っている。

　6枠7番ランスオブカオスは2走前の朝日杯FS3着に入りアルテヴェローチェに先着、続くきさらぎ賞でも3着に好走した。1F延びた前走について「少し長かったかな」と奥村師。ただ安定感はメンバー随一で、ここでも力を発揮できる。8枠11番モンテシートは豊富なキャリアに強み。牧田師も「レースが上手」と磨いた競馬センスに胸を張る。侮れない一頭だ。

　中の人注目ワンモアスマイルは7枠9番に入った。前走は4角で逆手前となり、膨れるロスが痛かった。その時と同じ阪神マイルだが、クリア出来れば重賞の舞台でも面白い存在になるはず。