サマー2000シリーズ第3戦「第61回小倉記念」。初の重賞タイトルを狙うハピは6枠12番に入った。長くダート戦線で活躍してきたが、前走の新潟大賞典は芝でも高いポテンシャルを感じさせる走り。逃げたシリウスコルトを捕まえることはできなかったが、後方から追いこみ3着に健闘した。半弟アウトレンジは5月に平安Sを制覇しており、兄も続けるか注目だ。

　前走むらさき賞を勝ってオープン入り、勢いある4歳馬メリオーレムは2枠4番に入った。好素材のシュヴァルグラン産駒で3歳時には、神戸新聞杯で1番人気に支持されたこともある。ポテンシャルは重賞級だ。3枠5番に入ったマイネルメモリーは前走の函館記念で14番人気ながら3着に激走。実績ある小倉で今回も高配当の使者になれるか。

　中の人は1枠2番に入ったショウナンアデイブに注目する。2走前の小倉大賞典では、勝ち馬ロングランとタイム差なしの2着。陣営は前走新潟大賞典の敗因を馬場に求めており、良馬場ならば小倉で巻き返しの場面がある。