秋の中山開幕週、日曜メインの秋華賞トライアル「第10回紫苑S」の枠順が確定した。

　桜花賞3着、オークス5着と世代上位の実力を示してきたリンクスティップは1枠1番に入った。2月のきさらぎ賞（2着）では後の重賞勝ち馬ランスオブカオス、ショウヘイら強豪牡馬にも先着した。機動力があり、小回りコースも克服済みで、きっちり優先出走権をつかみ取りたい。

　7枠11番サヴォンリンナも京都、阪神の内回りで勝利しており、舞台適性は高い。前走のオークスは17着も、条件好転で見逃せない1頭だ。春のG1未出走組からはジョスランが注目株。4枠5番に入った。全兄はG1・3勝のエフフォーリアで、この馬も5月のカーネーションCで快勝を収めるなど能力は高い。

　中の人は8枠13番に入ったテリオスララに注目する。8か月の休み明けだった前走は1番人気を裏切る形となったが、阪神JFで3着に入る実力馬。逃げの経験も豊富で、開幕週で逆襲がある。