好メンバーが顔を揃えた秋の芝マイル王決定戦「第42回マイルチャンピオンシップ」（23日、京都芝1600メートル）の枠順が、21日確定した。

　6月の安田記念でマイルG1・3勝目を挙げたジャンタルマンタルは7枠15番に入った。前走の富士Sは2着に敗れたものの悲観は不要。別定59キロで他馬と差があったほか、状態も良化の余地を残していた。叩いて型どおりの上昇。20年グランアレグリア以来、史上9頭目となる同一年の春秋マイルG1制覇の快挙を狙う。

　連覇を狙うソウルラッシュは8枠17番から。昨年は2着馬に2馬身半差をつける完勝、4月のドバイターフではロマンチックウォリアーに土をつけたことも記憶に新しい。円熟味増す7歳馬にとって、【2・1・1・0】の京都マイルは言わずと知れた得意舞台。鞍上C・デムーロのエスコートも楽しみだ。

　その2頭を前走・富士Sで破ったガイアフォースは3枠6番。春の安田記念でも、2頭に割って入る2着とG1タイトルこそないもののマイル戦線の強豪だ。切れ味を武器にG1を2勝している牝馬アスコリピチェーノは3枠5番から。体質の強化も手伝って乗り込み量も増加。帰国初戦のここでもV候補の一頭と言える。

　中の人注目、外国馬ドックランズは8枠16番に入った。国内の強豪がひしめく中、英マイルG1クイーンアンS優勝馬が襲来。すんなりならここでも通用するはず。