【ラジオNIKKEI賞】ライジング弾む!余力たっぷり併入
2017年6月29日 05:30 ライジングリーズンの背には、いつも通りに丸田の姿があった。Wコースでホウオウステップ(3歳未勝利)を2馬身追走し、直線は内へ。5F68秒1〜1F12秒7。鞍上のゴーサインに応え、圧倒する勢いで余力たっぷりに併入した。
丸田は「放牧自体は短期だったが成長を感じる。走りの感触が良くなった。収縮が利き、弾むような走りになった」と好感触を得ている。1冠目の桜花賞8着後はオークスを断念した。奥村武師は「いい動きだった。桜花賞の頃は頼りなかったトモ(後肢)がしっかりして、腰にいい筋肉が付いた。毛ヅヤもいい。(オークスを)休ませて良かった」としみじみ話した。
美浦帰厩後、丸田は5度目の追い切り騎乗。24日東京の騎乗後は美浦へ。25日早朝の日曜追いに騎乗し、東京に“トンボ返り”の熱の入れようだ。鞍上は「桜花賞は流れに乗れなかったがそれでも最後は伸びた。ずっと乗せてもらえるのは幸せなこと」と愛馬への思いを語る。
福島名物のG3参戦は小回り適性を考慮した選択。1月のG3フェアリーS→3月アネモネSを外からの強烈な“まくり差し”で連勝。指揮官は「コーナーで加速するのが上手。小脚を使えるので他が加速しにくいところで動ける。まくりが利きやすい点で福島は向くと思う」と説明する。
過去5戦は全てマイル。初の1800メートルとなる今回は、秋の秋華賞を視野に入れている。丸田は「中山マイルでは外から動いたけど、それが全てではないと思う。乗り方は決めつけずに可能性を探りたい」と意欲を語れば、トレーナーも「秋華賞は行くつもり。56キロは覚悟したのでこのハンデ(55キロ)なら」と重賞2勝目を見据える。牝馬がラジオNIKKEI賞を勝てば、92年シンコウラブリイ以来、四半世紀ぶり。ただ1頭の重賞ウイナーには“実りの秋”を見据えた大切なみちのく遠征となる。
