【京都新馬戦】ブエナ娘・ソシアルクラブ初陣V 岩田、絶賛「すごい脚だった」
2017年10月9日 12:42 京都芝マイルの新馬戦は、G16勝ブエナビスタの2番子ソシアルクラブ(牝=池添学、父キングカメハメハ)が初陣V。1つ上の全姉コロナシオンに続き、秋の京都で初陣Vを決めた。
ファン大注目の一戦は後方からの競馬。「レースを怖がらせないように、直線を向くまで我慢させた」と岩田。良血ぞろいでハイレベルなメンバーも鞍上は慌てず。ようやく手が動いたのは直線を向いてから。内から外に進路をとると、ラスト1Fでエンジン点火。母をほうふつとさせる瞬発力で大外から差し切った。取り囲む大勢の報道陣の前で岩田は素質を絶賛した。
「返し馬から雰囲気が良かった。(1週前追い)僕が乗った調教は反応が鈍くて、まだ出来ていない感じだったけど、最終追いは時計が出ていましたからね。直線はすごい脚でした」母の背も知る岩田は母との共通点を問われ「毛色が違う(笑)」とおどけた後、「キレ味はすごいし、これからもっと良くなると思うよ」と更なる飛躍を期待した。
姉も管理する池添学師は初陣Vを決め安どの表情。「稽古からエンジンが掛かって、いい脚だった。競馬もこういう感じになるんだろうと思っていた。調教と血統がうまく噛み合いましたね」と笑顔で振り返った。次走は未定だが、将来性は高くビッグタイトルを狙える器。「姉は去年、慌てて使って良くなかったですからね。オーナーと相談してじっくり考えたい」と話した。