【天皇賞・春】4歳は空前絶後のハイレベル 3頭上位独占も!?

2018年4月27日 05:30

 【G1ドキュメント・栗東=26日】天皇賞出走馬の最終追い切りは全頭、水曜に完了。追い切り翌日、寺下は気になっていた4歳勢の気配を探った。今年の4歳馬は“空前絶後”のハイレベル。年明けから天皇賞前の週までで行われた芝のG1&G2は11レース中7勝(2着7回)。過去10年で最多だった6勝の11、16年の天皇賞・春は、4歳世代が11年=1、2、4着、16年=1、3、4着と上位に食い込んでおり今年も侮れない。

 調教スタンドから厩舎に向かおうとすると、クリンチャーの宮本師とバッタリ。「100%や。勝ちにいく」と手応えビンビンだ。

 そこから、チェスナットコートを送り込む矢作厩舎へ。調教を終えて引き揚げてきた岡助手に感触を聞くと「遅生まれ(5月8日)で以前は緩さもあったが、夏を越して力を付けてきた」と成長に目を細める。

 重賞挑戦した日経賞(2着)は鋭く伸びてガンコに迫った。「長距離が得意な蛯名さんも心強い。中山より京都の方が走りやすそう。勝ち馬との差を詰められたら」と力を込める。4歳勢3頭の中では唯一、クラシックの舞台を未経験だが「何とか強い世代の一角に入れば」と締めくくった。

 午後からは投票所で取材。サトノクロニクルの川合助手は「エンジンの掛かりが遅いので、京都の下り(坂)を生かして加速していければ」と舞台替わりを歓迎する。4歳勢は3頭とも好感触。決まった枠順(2)(8)(10)もいい。4歳世代の“上位独占”もあると確信した寺下は、この中から本命馬◎を選ぼうと決めた。

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2018年4月27日のニュース