【Deep香港】“日の丸ボーイ”アウェーの地に届く声援

2018年12月7日 05:30

シャティン競馬場で注目を集めた清水川さん

 公開枠順抽選会が行われた6日は世界各国のファンがシャティン競馬場に駆けつけた。その中で海外メディアが“日の丸ボーイ”に熱視線。横浜から訪れた清水川崇さん(38)。日本にある競馬場は地方も含めて全場制覇したディープな競馬ファンだ。

 5日早朝に香港入りした清水川さんは、昨年に続く観戦。ジョッキースタイルの日の丸コスチュームには漢字で「ニーハオ」の文字。世界各地のG1に足を運んでおり「その国に合わせて言葉を選び作っている」という自信作だ。

 普段はJR東日本で運転士を務め、有給休暇を使い海外競馬を楽しむ。忙しい合間の海外渡航だけに「体がもう一つあればいい。分身できたらいいが、それだと2人とも競馬場に行ってしまうね」と笑った。

 注目の香港4競走については「4つ全部とも日本馬に勝ってほしい」と願いつつ、G1レーシングの吉田正志代表が香港カップに送り込むサングレーザーのVを期待。「吉田さんとは同じ松坂世代で知り合い。鞍上がモレイラだし頑張ってほしい」と力を込めた。

 日本馬がアウェーの地で頑張れるのは厩舎スタッフの力はもちろん、ファンの声援があってこそ。広東語や英語が飛び交う香港。日本馬の耳には聞き慣れた日本語の熱いエールがきっと届いているはずだ。

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2018年12月7日のニュース