【阪神JF】ミッション 母ウオッカ譲りの“強運”で抽選突破
2018年12月7日 05:30 これも母子が授かった強運!?06年阪神JFでは母も“9分の8”の抽選を切り抜けた。前川助手は「良かった。キャリアは浅いけど能力を感じている馬。距離も合っている」と笑顔大。除外に備え、次週の朝日杯FSも登録したほど。晴れて、母と同じスタートラインに立てる。
母の産駒はここまで5頭がJRAデビューをしたが、ミッションには早くも最高傑作の呼び声も。10月東京新馬戦はイン4、5番手で折り合い、1F手前で外に出して一気。3F33秒4の強烈な瞬発力だった。
辻野助手は「瞬時に抜け出す時の脚。お母さんの血を受け継いでいますね。兄や姉に足りなかった部分を持っている」と評価している。現役4勝の半姉タニノアーバンシー(前走博多Sは520キロ)など兄姉は大型の持久力タイプが多かったが、ひと回り小さいミッションは切れ者。英G1スプリントC(芝6F)を制した父インヴィンシブルスピリットのスプリント系の血がマッチした。
中間は気持ちをリセットする意味で放牧。2週連続追い切り騎乗の浜中は「思った以上に乗りやすい」と好感触。「お母さんも抽選を突破し、名牝の階段を上がっていったので」(辻野助手)。兄や姉が果たしていない重賞Vなら母同様の出世の道は約束されている。