【弥生賞】サトノラディウス、武豊で権利取りへ一発狙う

2019年2月27日 05:30

 【東西ドキュメント・美浦=26日】「これはもう独禁法違反だな」。のんびりムードが漂う火曜朝の調教スタンドにそぐわない、やや物騒なワードに浜田も耳を疑った。何のことはない。国枝師が弥生賞7勝の武豊について発したジョーク。その弥生賞男に今週末、師はサトノラディウスを依頼する。「前回(梅花賞1着)は同じ馬主のサトノジェネシス(東京のゆりかもめ賞に出走)と使い分ける形で京都へ。たまたま空いていた武君に依頼したら勝ってくれたので今回もとなった。一番勝っているジョッキーが乗ってくれるんだ。それ以上の楽しみはないよ」とご機嫌だ。

 馬については「心身共にまだまだ緩い」と控えめ。ただ初戦で2分8秒3だった10Fの走破時計が2戦目(葉牡丹賞3着)で1分59秒8。「成長段階ながら一気に9秒近く縮めたからね。競馬を使いながら馬も自分の仕事を少しずつ分かってきているようだ」と評価する。まずは皐月賞の権利獲り。「本番も武君が乗ってくれる状況になれば」と1カ月後の大一番を見据えていた。

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