【秋華賞】津村 夢のG1制覇へ!ブーケドールとつかむ「ビッグチャンス」
2019年10月10日 05:30 「第24回秋華賞」は17年ぶりに桜花賞、オークス馬不在となり混戦ムード。オークス2着カレンブーケドール(国枝)とコンビを組む津村明秀(33)にとって、G1初制覇へのビッグチャンスが訪れた。「夢」であるG1ジョッキーになりたい…。16年目を迎える男が胸に秘める熱い思いを語った。
――前走の紫苑S(3着)を振り返って。
「ゲートを出て1歩目でトモを落としてしまった。そこは失敗だったと思う。リカバリーするために前に出していく形になってしまい、馬がハミをかんで力んでしまった。ロスがあったにもかかわらず、馬は力があるところを見せてくれた」
――春からの成長は感じたか。
「トモの筋肉のつき方など馬体がしっかりしてきた。一戦一戦、成長してくれている」
――京都内回り2000メートルへの適性は?
「ゲートが上手な馬だし小回りは気にしていない。どんな競馬でも対応してくれるはず」
――作戦は?
「枠が決まってからになるが(道中は)後方にはならないと思う。前を見る形でオークスのような流れが理想」
――この馬の最大の武器は?
「真面目で勝負根性があるところ。最後まで諦めずに走ってくれる」
――台風の接近で馬場状態が心配。
「まだ良馬場でしか走っていないので未知数。条件はみんな一緒なので気にせず乗りたい」
――自身は29度目G1挑戦での初勝利が懸かる。
「これまでも乗るたびにチャンスがあると思って乗ってきたが、今回は特に人気にもなると思うのでビッグチャンス。緊張感や期待感はどんどん大きくなっている」
――G1には特別な思いがあるか。
「G1で勝つことを夢見てこの世界に入ってきた。競馬学校の同期(川田、藤岡佑、吉田隼)もたくさん勝っているので自分も早くG1ジョッキーになりたい。G1ならではの緊張感を味わえることが幸せ。頑張りたい」
――レースへの意気込みを。
「桜花賞、オークス馬不在でチャンス。カレンブーケドール自身はまだ重賞を勝っていないので、チャレンジャーのつもりでいきたい」