【チューリップ賞】チェーン、桜花賞につながるレースを!
2020年3月4日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=3日】今週からクラシックのトライアルが開幕。寺下にとってもワクワクする季節が始まった。朝一の調教が終わり調教スタンドから外に出ると、美浦所属のゼッケンをつけた3歳馬が目の前を通りすぎていく。気になってそのあとを追った。
ゼッケン番号を確認すると、チューリップ賞に出走するチェーンオブラブだった。出張馬房で担当の仲田助手に取材開始。「栗東には先週の金曜に来ました。小島厩舎の馬も一緒なんで、思ったよりイレ込みもなく、カイ食いも問題ないですね」と教えてくれた。
マイルの近2走は上がり3F最速の末脚をマーク。前走のフェアリーSは2着に入り、賞金加算に成功した。「使うたびに力はついているし、段々パワーアップしていますよ。決め手はあるんで、レースが流れてくれれば」と期待を寄せる。チューリップ賞の後も桜花賞まで栗東に滞在する予定。今春も出張馬房へ何度も通うことになりそうだ。