【高松宮記念1週前追い】グルーヴィット中京で逆襲へ
2020年3月19日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=18日】小林は頭の中で足し算と引き算をした。高松宮記念には新型コロナウイルスの影響で、ドバイへ遠征するミスターメロディ、ゴールドクイーン、ライトオンキューが“保険”でエントリー。一方で豪州遠征を取りやめたモズアスコットが急きょ参戦の運びとなった。
出走馬決定順20位のグルーヴィットは現時点で出走可能だ。この日は坂路で4F51秒9~1F12秒3をマーク。松永幹師は「時計もいいですし、良かったと思います。調教は抜群に動きますね」と好ムードだった。
昨年の中京記念V。ファルコンSでも2着と尾張の舞台はめっぽう強い。ここらで息を吹き返さないか。
「(気持ちの面で)途中で抜けるところがあるのでブリンカーを着ける予定です。今のところはいい方向に来ていると思います」
春のG1シリーズ開幕の足音が少しずつ聞こえてくる。ドバイ国際競走ともども、無事にゲートインを願うばかりだ。