【高松宮記念一夜明け】モズスーパーフレア元気 繰り上がりVに音無師「藤沢君と仲がいいから複雑」

2020年3月30日 10:27

<高松宮記念>クリノガウディーの降着により繰り上がりで1着となったモズスーパーフレア(撮影・亀井 直樹)

 高松宮記念で2位入線ながら繰り上がり1着でG1初制覇を飾ったモズスーパーフレア(牝5=音無、父スペイツタウン)は激闘から一夜明けた30日、厩舎でリラックスムード。普段の全休日と同じく静かな朝を迎えた。

 厩舎に顔を出した音無師は「お客さんが入っていないし、決まり手がね…。負けは負け。G1を勝った実感がない」と神妙な面持ち。レースぶりについては「いつもならスッとかわされるけど前半3Fを34秒台で入れたから踏ん張れた」と愛弟子・松若のリードをたたえつつ「喜び半分。藤沢君(藤沢則師)と仲がいいから複雑」と1位入線4着降着となったクリノガウディー陣営を思いやった。

 近日中に栗東トレセン近郊の吉澤ステーブルWESTに放牧へ。スプリンターズS(10月4日、中山芝1200メートル)で春秋スプリントGI連覇を狙っていく。「中山は走るからね。ステップレースはG3だと斤量を背負うし、セントウルSだと本番まで中2週。ぶっつけになるかも」と秋の頂上決戦を見据えていた。

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