名種牡馬フォーティナイナー、老衰死 ユートピアなどG1馬輩出

2020年5月18日 16:53

 日本軽種馬協会は18日、同静内種馬場で功労馬として繋養されていたフォーティナイナー(牡=父ミスタープロスペクター)が同日午後0時30分、老衰で死んだと発表した。35歳。

 現役時は2歳時にG12勝を含む重賞4連勝で米国2歳牡馬チャンピオンに選出。3歳時はハスケル招待H、トラヴァーズSのG12勝で通算19戦11勝で米国で種牡馬入り。96年輸入後は静内種場馬で繋養され、07年の種牡馬引退後は同所で功労馬として余生を送っていた。国内ではマイネルセレクト、ユートピア、アドマイヤホープがG1優勝。母の父としても、18年皐月賞馬エポカドーロなど多くの活躍馬を送り出した。

 遊佐繁基場長は「5月11日、35回目の誕生日を迎え、多くのファンにお祝いのメッセージをいただいたところでしたが、突然の別れとなりまことに残念です。このような世界的な名馬を日本に導入し、管理できたことに感謝しています。種牡馬の管理の難しさ、厳しさ、そして楽しさを教えてくれた種牡馬でした。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

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