【日本ダービー・1週前追い】サリオス レーンと豪快デモ!折り合い抜群ラスト12秒0

2020年5月22日 05:30

<ダービー1週前追い>レーンを背に併せ馬で追い切るサリオス(手前)(撮影・西川祐介)

 皐月賞2着の雪辱へ。闘志みなぎる豪快デモだ!世代の頂点を決める「第87回日本ダービー」(31日、東京)に出走するサリオス(牡3=堀)が21日、主戦のダミアン・レーン(26)を背にWコースで1週前追い切りを敢行。僚馬を先行する形の意欲的な内容で、万全な仕上がり具合をアピールした。

 打倒コントレイル。東の横綱サリオスが攻めに攻めている。1週前はレーンを背に本番と同じ左回りのWコース(やや重)で追い切られた。調教駆けする僚馬ルーカス(5歳3勝クラス)を2馬身先行してスタート。道中の折り合いは抜群。行きたがるそぶりは一切ない。直線では内から並びかけた僚馬とびっしり併せ馬を消化した。終始大外を通って5F66秒3~1F12秒0。先行して粘り強く併入に持ち込む内容はまさに仮想ダービーだ。

 担当の森助手が豪快デモの意図を説明する。「3週連続でレーン騎手に乗ってもらい、1週前なのでさらに強い負荷をかけました。相手は動く馬ですし、この馬も時計なりに動けていました。息遣いも今日の追い切りで良くなってくると思います」。中間は在厩のまま、タフなレースだった皐月賞からのダメージ回復を最優先に調整してきた。入念なケアが奏功。決戦に向けて強い負荷をかけられる状態に戻っている。

 コントレイルとのライバル対決は府中2400メートルに舞台が移る。森助手は「皐月賞で手前を(右手前のまま)替えなかったのは少し意外でした」と話す。普段のサリオスは左手前で走りたがるといい、新馬戦やこの日の追い切りも終始、左手前で走っていた。しかし、皐月賞では直線に入っても“得意”の左手前では走らなかった。2歳時にサウジアラビアRC(東京)でレコード勝ちしているように、左手前でコーナーを回る左回りコースでこそ本領を発揮するタイプかもしれない。距離延長についても「やってみないと分からない部分はありますが、前走の内容を見てもこなせるのでは」と自信たっぷり。日本競馬のチャンピオンコースこそ逆転の絶好舞台だ。

 「ダービーという舞台は選ばれた18頭が集まる。コントレイルはもちろん強い馬。厩舎としてはこの馬の力を出し切れるよう努めていくだけです」と同助手。雌雄を決する一戦へ。東の総大将は静かに、熱く燃えている。

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