【オークス】ミヤマザクラ ラスト2F豪快加速「絶好調」
2020年5月22日 05:30 出来の良さが伝わってきた。ミヤマザクラは開門直後に岩田望(レースは武豊)を背に坂路へ。先導役のリシュブール(5歳2勝クラス)を見ながらスタート。本番の距離を意識してかテンはゆったり。進路を内へ誘導されて鞍上が軽くゴーサインを出すと雨で重くなったウッドチップを豪快に蹴り上げながら加速。ラスト2Fを12秒9→12秒2のラップを刻んで1馬身半先着した。手綱を取った岩田望が感触を伝える。
「素軽くて反応が良く、動きも問題なかったです。初めて乗りましたが乗り味がいいし、さすが重賞を勝っているという印象です」
動きを見守った藤原英師もすかさず「絶好調。先週(武豊)ジョッキーが乗ってどれだけ動くのか確認した。今週も予定通りでいい動きをしてくれた。精神面が安定してカイバをしっかり食べる。順調に回復して、思った通りの調整ができているよ」と語り、笑顔がはじけた。
手綱を託された武豊は「先週乗っていい動きでした。2400メートルは初めてだけど、2000メートルをクリアしている。逆転するにはこの距離の方がいいかもしれないね」と96年エアグルーヴ以来、24年ぶりの樫4勝目を狙っている。