【目黒記念】コージ 重賞初制覇!年初1勝クラスから4連勝で戴冠
2020年6月1日 05:30 伝統の古馬長距離G2「第134回目黒記念」が東京12Rで行われ、後方から馬群を縫って伸びた1番人気キングオブコージがアイスバブルを半馬身抑えて快勝。重賞初制覇を飾った。コンビを組んで無傷4連勝の横山典は「少しずつ馬が良くなっている。いつもいい脚を使ってくれる。トレーナー(安田翔師)も馬のことをよく分かってくれている。オープンに上がっていきなり勝つのだから大したもの」と絶賛した。
年初時点では1勝クラスの身。それが1月京都で勝つと、3月潮来特別、4月湾岸Sと3連勝。その勢いはG2も突破した。父ロードカナロアには助手時代に携わった安田翔師は「素直なところはお父さんに似てますね」とニッコリ。「気負う面がなくなり、レースを理解して、集中力も高まってきた。ジョッキー(横山典)がしっかり教えてくれて、ストレスなくレースができているのも能力を発揮できる要因でしょう」と52歳の巧腕に最敬礼した。
4連勝は2000メートル、2200メートル、2500メートル(2勝)と幅広く対応。指揮官は「距離は決めつけなくてもいいと思う。これから重量も増えますし、タフなレースになる。対応力を上げるために成長を促したい」とさらなる進撃を見据えていた。
◆キングオブコージ 父ロードカナロア 母ファイノメナ(母の父ガリレオ)牡4歳 栗東・安田翔厩舎所属 馬主・増田和啓氏 生産者・北海道新冠町の社台コーポレーション白老ファーム 戦績13戦5勝 総獲得賞金1億1035万5000円。