【安田記念】“三度目の正直”狙うペルシアン ドバイ帰りも動き上々

2020年6月5日 05:30

厩舎周りで運動するペルシアンナイト

 【G1ドキュメント・栗東=4日】昨年の安田記念ウイークの紙面を振り返った。当時、新谷は水曜紙面の「G1ドキュメント」にペルシアンナイトを取り上げていた。今年もやっぱり気になる存在だ。中山記念(5着)以来、3カ月ぶりの実戦。水曜日に終えた最終リハの感触を確かめに池江厩舎へ。洗い場で手入れをしていた斉藤助手に取材を開始した。

 追い切りはCWコースで鳴尾記念出走のサトノルークス(4歳オープン)を含めた3頭併せ。内から迫るルークスに1馬身先着。しっかり負荷をかけ、確実に状態は上がっている印象だ。斉藤助手は「帰厩してからずっといいけど、今週の動きは良かったね」と動きを振り返る。

 中山記念の後はドバイに遠征したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止。帰国検疫を受けて5月5日に栗東へ帰厩。

 「レースに使った方が調子を上げてくるタイプ。ドバイが中止になったのは痛かったね。でも、乗り込んでいるし動ける態勢です」

 昨秋はマイルCS(3着)、香港マイル(5着)など好走。6歳となった今もマイルの一線級で活躍する実力馬だ。安田記念には3年連続での挑戦(18年6着→19年10着)となる。

 斉藤助手は「今年が一番(メンバーが)強いですよね」と苦笑いを浮かべるが「前走も最速の上がり(3F34秒0)で伸びてきたからね。中団より前でスムーズに流れに乗る競馬をしてほしい」と期待を寄せる。三度目の正直へ。17年マイルCS以来、遠ざかっている勝利を狙う。

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