【エプソムC】レイエンダ 連覇へ復調気配 前走3着「いい競馬」距離延長歓迎

2020年6月10日 05:30

<エプソムC>連覇へ復調ムードが漂うレイエンダ

 今週の東京日曜メイン「第37回エプソムC」で、レース史上3頭目となる連覇を目指すのがレイエンダ。昨秋からの2戦は凡走したが、4月の前走・ダービー卿CTで0秒3差3着と復調ムードが漂う。「前走はいい競馬だった。そんなにいいポジションではなかったが、最後までしっかり走ってくれた」と藤沢和師。ダービー馬レイデオロの全弟という期待馬だけに、復活の好走には安どの表情だ。

 一方で、直近4走は全てマイルで【0・1・1・2】。「掛かるくらいの気難しさがあるから使っていたが、結果的には少し忙しかったかもしれない」と師は振り返る。実際、2着だった4走前の富士Sで騎乗したスミヨンも「あと1Fあった方がいい」とコメントしている。今回は3戦2勝の1800メートル戦。「東京は下手な馬じゃない」と、条件は明らかに好転する。

 関東地方は週中にも梅雨入りする見込みだが、仮に天候が崩れても問題ない。昨年は雨が降る中でのやや重馬場で、好位2番手から最速3F32秒7の上がりで後続を完封している。「気難しさも徐々に解消して充実してきた。この辺で結果を出して秋につなげてほしい」と指揮官。安田記念ではグランアレグリアでアーモンドアイを撃破。改めて実力を見せつけた関東屈指の名門厩舎が、さらなる勲章をつかみ取る。

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