暑い季節はステイゴールド産駒を狙え!!中京記念出走予定ソーグリッタリングに注目

2020年7月14日 05:30

中京記念に出走予定のステイゴールド産駒ソーグリッタリング

 夏場の成績が良さそうな種牡馬は?そう聞かれるとステイゴールドの名を真っ先に挙げていた。産駒は宝塚記念を5勝。漠然と夏向きのイメージがあったが、調べてみると実際そうだった。別表の通り、6~8月は好走確率がアップする。勝率と連対率は6月、複勝率は7月がベスト。暑さへの対応力が高いのか梅雨時の馬場が合うのか。要因は定かではないが、特に厳寒期(12~2月)との成績の差は明らかだ。こんな種牡馬は珍しい。

 ステイゴールド自身は15年2月に急死。16年に唯一生まれたハルノナゴリ(牝4)は既にターフを去り、5~9歳の62頭がJRAで現役を続けている。頭数こそ少なくなったが、同産駒はこの夏も存在感を示している。先月6日の鳴尾記念はパフォーマプロミスが1年1カ月のブランクをはね返して復活V。先週の七夕賞はクレッシェンドラヴが勝った。

 ステイゴールド産駒といえばドリームジャーニーやナカヤマフェスタ、オルフェーヴル、フェノーメノ、ゴールドシップといったG1ウイナーが後継種牡馬として父の血をつないでいる。だがドリームジャーニーもオルフェーヴルも、産駒の成績はステイゴールド産駒ほど季節による極端な傾向はない。比較的、夏向きなのがナカヤマフェスタ産駒だ。8月の勝率が高く、まだ7月だが先々週のラジオNIKKEI賞でバビットがV。馬券戦術として頭に入れておきたい。

 ということで夏場はステイゴールド産駒を狙え!今週の中京記念にはソーグリッタリングが出走予定。一昨年、夏の中京で2勝クラスに勝ち、昨夏はエプソムC3着から関屋記念3着といい仕事をした。今年もエプソムC2着と好走。これは間違いなく夏男!そう証言するのが星井助手だ。

 「年を重ねて多少は穏やかになったけど、元々気性が激しくて、いかにもステイゴールド産駒といったタイプ。他の馬より暑さに強いし、この時季は調子が上がってきますね。暑くなると内臓の働きが良くなるのか、それに伴って毛ヅヤが良くなるんです」

 ちなみに函館記念には昨年2着のマイネルファンロンがスタンバイ。今年の夏もステイゴールド産駒が熱く盛り上げる。

特集

2020年7月14日のニュース