【エルムS】横山父子3人、JRA史上初重賞対決 父・典弘「いつも通りのことをやるだけ」

2020年8月7日 05:30

(左から)横山典、横山武、横山和

 北の重賞で横山ファミリーがしのぎを削る。エルムS(9日)でJRA史上初めて重賞での親子3人対決が行われる。52歳の父・典弘は昨年の武蔵野Sを制したワンダーリーデル(牡7=安田翔)、27歳の長男・和生は昨年のエルムS2着のハイランドピーク(牡6=土田)、21歳の三男・武史は昨年の佐賀記念覇者ヒラボクラターシュ(牡5=大久保)にそれぞれ騎乗する。また、JRA特別競走での親子対決はこれまで6度。その中で最先着した回数は典弘が3回でトップ。父親の貫禄を見せつけている(和生2回、武史1回)。父は「重賞だからといって別に何も珍しいことじゃないよ。いつも通りのことをやるだけですよ。(子供たちを)意識していられないよ。自分の馬だけで精いっぱいですよ」と笑いを誘った。

 息子たちも負けていない。和生は今年の新潟大賞典(トーセンスーリヤ)で重賞2勝目を挙げ、武史はフローラS(ウインマリリン)でうれしい初重賞制覇を飾った。

 息子たちの活躍に父は「日常では特別なことはしていないし、他の後輩ジョッキーと同じように馬の話をしているだけ。別にアドバイスをすることもないですよ」と話す。家族でもあり、良きライバルでもある3人。日曜の札幌は横山親子による熱いバトルに注目だ。

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