【札幌記念】イェッツト晩成の血が騒ぐ
2020年8月19日 05:30
【東西ドキュメント・札幌＝18日】北の大地でも気温は30度近くまで上昇。この暑さが再び大万馬券を演出する！？先週の小倉記念での条件馬アールスターの激走で“夏は、格よりも調子”と改めて思い知った田井。札幌記念登録馬で唯一の条件馬イェッツトを追いかけ、金成厩舎へ。
調教終わりの池上助手は汗を拭いながら、「うちはあくまで格下ですから一発狙い。ただ3歳の頃から期待している馬なので重賞でも当然チャンスはあると思っています」とニヤリ。G1馬4頭の強力ライバルにも臆する様子はない。5歳馬ながら今回がキャリア12戦目。月間に2戦するのは初めてとなるが、「滞在競馬なので調整はうまくいっています。長く活躍できるように厩舎として大事に使ってきました。お父さん（カンパニー）は8歳でG1を初めて勝った。この馬もまだまだ成長していきますよ」。晩成の血が騒ぐ。現時点では自己条件戦との両にらみだが、重賞でも要警戒の好気配。イェッツト（今）こそ買い時の成長株だ。
