【セントウルS】クリノガウディー、幻Vの地で雪辱だ!近2走は度外視
2020年9月9日 05:30 名誉挽回だ。「第34回セントウルS」(13日、中京)で“幻のスプリント王者”クリノガウディーが約5カ月半ぶりに尾張の舞台に立つ。夏はCBC賞12着→関屋記念18着と大敗続きだが「いろいろと条件がかみ合わなかった」と藤沢則師。近2走は度外視していい。トレーナーは断言した。
「前々走は58キロが影響したかな。前走は道中で息遣いが怪しくなり(横山)ノリさんがすぐに減速。喉鳴りの心配があったけど、検査で異常なかったし、あの判断には感謝しています。今は元気いっぱいです」
舞台は中京芝6Fへ。スプリント適性は3走前のG1高松宮記念で証明済み。好位からゴール前で抜け出し、1位で入線。走行妨害で惜しくも4着に降着となったが、初めての芝6Fで、現役屈指のスプリンターを相手に先頭でゴールを駆け抜けた事実は大きな価値がある。「直線は熱くなったね。思わず声が出たよ」と当時の心境を語った。
勝ち星はデビュー戦の1勝のみ。大舞台に向け、ここは賞金を加算しておきたい。「ここで駄目ならスプリンターズS(10月4日、中山)は夢のまた夢。好勝負を期待しています」。念願のG1制覇へ。結果が求められる大事な一戦になる。