【ローズS】シャムロックヒル 父キズナの背中追う「いかにも長距離向き」

2020年9月16日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=15日】トレセンは一気に秋ムード。早朝の気温は16度まで下がった。寺下は長袖に衣替えしたが、それでも寒い。心温まる話題がないかと調教スタンド前で待機していると「印、ついているかな?」と、報道陣の前に佐々木師が現れた。ローズSに送り込むシャムロックヒルは札幌で連勝して重賞に挑戦する。「こっちに戻ってきてからも順調。期待していた馬だし、軌道に乗ってポンポンといければ」

 先週の紫苑Sは同じキズナ産駒のマルターズディオサがV。キズナを管理していた師は「思わず、応援したよ。産駒は成長力もあるし、タイプは違うけど母のいいところを出しているんじゃないかな」と目を細める。その直後、調教を終えたシャムロックヒルが目の前を引き揚げていく。「キズナには似ていないけど、いかにも長距離向きやな。しぶといタイプだし、左回りの方が真っすぐ走れる」と締めくくった。キズナ産駒は4頭がエントリー。今週も同産駒に注目しよう。

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