【大井・レディスプレリュード】マルシュロレーヌ重賞初V!矢作師2日連続重賞制覇
2020年10月9日 05:30 中央交流重賞「第17回レディスプレリュード」(G2)が8日、大井競馬場で行われた。単勝2・3倍の圧倒的支持を集めたマルシュロレーヌが直線差し切って優勝、重賞初制覇した。同馬には「第10回JBCレディスクラシック」(G1、11月3日、大井)への優先出走権が与えられた。
まさに“矢作祭り”だ。父が大井競馬の調教師だった矢作師が生まれ育った地元で2日連続の重賞制覇。前日の東京盃をジャスティンで、そしてこの日は同じオルフェーヴル産駒が3馬身差の圧勝劇でJBCへのチケットをつかみ取った。
これがダート2戦目。それも初の地方、初のナイターだっただけに手綱を取った川田も「半信半疑のところがあった」と確認しながらのレース。道中は6、7番手を追走し、絶好の手応えで直線を向くと馬群の外から前を一気にかわしてVゴールに飛び込んだ。
「返し馬も問題なかったし、道中もいい状態で走れていたので大丈夫だなと。あとは本番まで無事に行ってくれれば」と川田もしっかり手応えをつかんだ様子。矢作師も「昨日より自信があった。ただ、この悪い馬場がどうか、と思っていたが4コーナーで(勝利を)確信した」と破顔一笑。2枚のG1チケットをつかんで意気揚々と栗東へ引き揚げていった。
◆マルシュロレーヌ 父オルフェーヴル 母ヴィートマルシェ(母の父フレンチデピュティ) 牝4歳 栗東・矢作芳人厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績14戦5勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金8799万9000円。