【ジャパンC】(5)デアリングタクト、悠然調整で引き揚げ 杉山晴師「いつも通り」

2020年11月28日 05:30

厩舎周りで運動するデアリングタクト

 デアリングタクトは順調そのものだ。金曜朝の最終調整は角馬場で体をほぐしてから坂路へ。4F69秒7~1F16秒7のゆったりとしたラップを刻むと、落ち着いた雰囲気のまま、厩舎に引き揚げた。馬同様に、杉山晴師も悠然と構える。

 「体重(木曜発表で480キロ)は予定通りだし、枠も極端じゃなくて良かったですね。あとはいつも通りにやるだけです」

 そう口にすると、報道陣に「東京の芝はどうなんですか?」と逆質問。「日曜の最終レースだし、そこまでの傾向を見て、松山がうまく乗ってくれるでしょう」と全権委任した。一方、手綱を任される松山はリラックスモード。「いい枠が引けましたし、休み明けだった秋華賞からの上積みはありますよ」と笑みを浮かべ、レースを心待ちにしていた。繰り返すが順調そのもの。あとは牡馬と古馬に通用するか。その一点だ。

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