【ジャパンC】アーモンドアイVで有終の美、初の牡牝3冠馬3頭対決制し総獲得賞金1位

2020年11月29日 15:49

ジャパンカップを制し9冠を達成したルメール騎乗のアーモンドアイ(中央)。 左端は2着の福永騎乗のコントレイル、右端は3着となった松山騎乗のデアリングタクト (撮影・西川祐介)

 国際招待競走「第40回ジャパンカップ」(G1、芝2400メートル)は29日、東京競馬場で行われ、ルメール騎乗のアーモンドアイ(牝5=国枝)が優勝、引退レースを飾った。G1馬8頭が出走する激戦の中、史上初の牡牝3冠馬3頭の対決を制した。勝ちタイムは2分23秒0。

 勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラの血統。通算成績は15戦11勝。初の隔年制覇で歴代最多を更新する芝G1・9勝目を挙げた。JRA・G1は8勝目となり、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、キタサンブラックを抜き最多となった。

 レース前までJRAで12億1632万9000円、海外で3億9570万900円を獲得し、総獲得賞金は歴代4位の16億1202万9900円だった。1着賞金3億円を加え19億円をオーバー。歴代1位のキタサンブラック(18億7684万3000円)を上回り、総獲得賞金ランキングで歴代1位となった。

【アーモンドアイのG1勝利】
2018年=4勝 桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンC
2019年=2勝 ドバイターフ、天皇賞・秋
2020年=3勝 ヴィクトリアM、天皇賞・秋、ジャパンC

 鞍上のルメールは2009年にウオッカ、18年にアーモンドアイで制しておりジャパンC3勝目。今年のJRA・G1・8勝目で自身の持つ18年の年間最多G1勝利に並んだ。これまではフェブラリーS(モズアスコット)、天皇賞・春(フィエールマン)、ヴィクトリアM(アーモンドアイ)、スプリンターズS(グランアレグリア)、天皇賞・秋(アーモンドアイ)、エリザベス女王杯(ラッキーライラック)、マイルCS(グランアレグリア)を制していた。JRA・G1は通算35勝目。

 管理する国枝師は、18年にアーモンドアイで制して以来ジャパンC2勝目。JRA・G1通算19勝目となった。

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