アブクマポーロ急死、29歳 交流G1・4勝 ダート界で一時代
2021年2月23日 05:30 船橋所属で交流G1・4勝を挙げた名馬アブクマポーロ(牡、父クリスタルグリッターズ)が21日、けい養先の北海道・吉田牧場(安平町)で病気のため死んだことが分かった。29歳だった。22日、船橋競馬場から発表された。21日午前10時すぎ、放牧中に倒れていた。同10時前には歩いているのが確認されており、急死だった。
同馬は95年春に大井所属でデビューし、9戦4勝で船橋・出川克己厩舎へ転厩。97年大井記念で重賞初勝利。石崎隆之元騎手との名コンビでスター街道を突き進んだ。97年中央G2東海ウインターSを制すと98、99年は川崎記念連覇。98年帝王賞ではバトルライン、同年の東京大賞典ではメイセイオペラを破って優勝。2年連続NARグランプリ年度代表馬(97、98年)に輝き、ダート界で一時代を築き上げた。99年3月にダイオライト記念Vで引退。種牡馬となり、その後は功労馬としてけい養されていた。通算32戦23勝。重賞14勝(交流重賞は9勝)。